磁気履歴曲線が丸棒で簡単に測定出来、新IEC 60404-7 規格に完全に準拠した部品の保磁力測定も出来る測定器
新たに開発されたJH Extension ModuleとKOERZIMAT HCJ 1.097により、現在高価な装置で行われているヒステリシスループ(磁気ヒステリシス曲線)の測定が、これまでの業界標準で準備にコストや手間のかかる円環体(ドーナツ型)の検体ではなく、丸棒の検体で測定を行う事が可能となり、低コストで素早く正確に、高スループットの測定を実現し、お客様の品質管理や研究開発時の多量の検体の測定業務効率改善とコストダウンに大きく貢献出来るようになりました。 H Extension Module で 磁気履歴曲線測定が 低コストに これまで円環体(ドーナツ型)の検体を用いた測定が標準でしたがKOERZIMATにJH Extension Moduleを使用して丸棒の検体で磁気履歴曲線の測定が可能になりました。従来型の高価な測定装置の数分の一のコストで済みます。
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基本情報
丸棒の閉磁路中の測定では、隙間を完全に無くすために非常に精密な機械加工の上でヨークに押し付け密着させる必要があります。内部応力が発生して誤った測定につながる可能性があり、結果がオペレーターの熟練度に依存します。 準備に時間もかかり一般的な工業製品には適していません。 検体の面倒な下準備が不要で素早く簡単に測定が出来るため、研究所や大学、委託検査会社や工業試験場でも製造ラインでの品質管理でも高スループットを発揮します。保磁力測定時間僅か3秒, 材料磁化時間も自由に調整可能です。 高出力が実現した広範囲の均一磁場空間により組み上げ部品全体の保磁力の測定も可能にしています。 基本仕様: 保磁力測定範囲(オートレンジ0~100kA/m) / 保磁力測定時間(固定3秒) / 磁化時間(1~40秒,調整可能) / HCJ測定誤差(測定値の±1%未満) / コイル内径・内包(41mm,62mm)/ 最大磁化磁界強度 450kA/mを実現 / 6~16mmの丸棒の検体に対応 / 透磁率測定範囲 µr 100~2500
価格帯
納期
用途/実績例
・軟磁性材料 ~ 半硬磁性材の磁気特性検査 (板 / 棒 / 薄膜 / 粉末 / 焼結金属 等) ・軟磁性材部品 ~ 半硬磁性材部品の品質管理 (電磁弁 / 電気モーター部品 / 磁気ヘッド / リレー / トランス / 時計 等) ・粉体冶金部品(超硬合金 / 焼結鉄部品)や 積層電磁材の保磁力測定 ・製造工程における材料の磁性影響調査 (熱処理度合 / メッキ / 研磨 / プレス / 切断等)
詳細情報
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KOERZIMAT 1.097 HCJ
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JH Extension Module
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IEC 60404-7で採用されているKOERZIMAT HCJの測定方法
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KOERZIMAT HCJ 保持力測定範囲と測定可能な軟磁性材料
ラインアップ(3)
型番 | 概要 |
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KOERZIMAT HCJ + JH EXTENSION MODULE | 保持力・磁気ヒステリシスループ測定器 |
KOERZIMAT HCJ | 保持力測定器 |
KOERZIMAT MS | 飽和磁化測定器 |
カタログ(12)
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渦流・磁気の探査手法を世界に先駆け確立したフェルスター社は、 ”proof.”(信頼性と安定性と一貫性)を基本テーマに 探傷システムの自動化、省力化の開発に最先端の研究開発を行っている会社です。 世界トップシェアの実績に基づいた優れた検出性能を提供しています。