高周波の電磁波を吸収する薄型シートは、斜め入射角の電波吸収性能に優れ、薄いシート状で加工・取付けが容易で、耐久性に優れています
近年、高周波を発する電子機器やレーダー発光器が増加していますが、比例して、EMC・EMS対策も不可欠になります。 「高周波対応電磁波吸収シート」は、5~110GHzのギガヘルツ帯における電磁波を吸収します。電子機器が発する周波数に合わせ、電磁波吸収層および金属反射層の素材、配合比、膜厚等をカスタマイズできます。CPU等の高速化に伴いノイズ周波数帯域が高周波に移行しているため、従来のフェライトやフィルターでは信号波形までにも影響をあたえ、ノイズ対策が困難になっています。 本製品は、斜め入射角の電波吸収性能に優れ、薄いシート状で加工・取り付けが容易で、耐久性に優れています。 ETC(5.8GHz)、Xバンド(8-12GHz)、船舶レーダー(3GHz、9GHz)、近接レーダー(24GHz)、ローカル5G(28GHz)、高速無線LAN(60GHz)、車車間レーダー(76.5GHz)、ミリ波ノイズ対応(50GHz~110GHz)等の モジュール内TX-RX間回り込み対策、グランド板回り込み対策、不要放射ノイズ吸収、通信施設現場、ETC乱反射誤作動対策、レーダー近接金属構造物によるゴースト対策に好適です。
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基本情報
高周波電波吸収体シートは、5GHzから110GHzまでのギガヘルツ電磁波を吸収します。電波吸収体シートは、磁性材料及び誘電材料を周波数や吸収性能に応じて適切に組み合わせることにより、電磁的損失が大きくなるように設計しています。 【特徴】 ○電波の吸収帯域が広く、高い吸収性能があります。 ○斜入射波に対する吸収特性は特に優れています。 ○薄く、軽く、柔軟な優れた加工性があり、成形品も対応いたします。 ○ご要望の周波数帯に応じた設計が可能です。
価格帯
納期
用途/実績例
ノイズ吸収シートの用途 ・製品内部での輻射ノイズ対策(フレキシブル基板、高速動作IC等) ・高密度実装時におけるクロストークの低減 ・静電気対策 ・筐体内部での共振、内部反射の低減 ・RFIDアンテナの感度向上 (電磁誘導式リーダーライターのループアンテナ、金属筐体間にノイズ吸収シートを貼り付け、金属板による渦電流損失をむかえアンテナの効率を改善する) ・電源系から発生する磁界エネルギーの低減
詳細情報
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電磁波ノイズ抑制シート: 携帯電話、ノートPC、デジタルカメラなどの小型電子機器において、電子部品の高密度実装、クロックの高速化、省電力目的の耐電圧の低いICの使用などが原因で、高周波領域での不要輻射が発生し部品・回路間での複雑な電磁干渉をもたらす等問題が起こっています。 ノイズ抑制シートは、これらの解決のため、高い透磁率を有する軟磁性材料の扁平粉を樹脂材料の中に一様に配向配列させ、かつ、粉末間を電気的に隔離した構造を持ちます。 このシートを電磁干渉を起こしている空間に配置すれば誘導性の結合が抑制され、高周波ノイズが減衰し、二次輻射や信号劣化のような副次的な作用を伴うことなく不要輻射を効果的に抑制できます。
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電波吸収シート: 斜め入射角の電波吸収性能に優れている。薄いシート状で加工・取り付けが容易で、耐久性に優れている。 ETC(5.8GHz)、Xバンド(8-12GHz)、船舶レーダー(3GHz、9GHz)、近接レーダー(24GHz)、高速無線伝送(38GHz)、高速無線LAN(60GHz)、車車間レーダー(76GHz)等の モジュール内TX-RX間回り込み対策、グランド板回り込み対策、不要放射ノイズ吸収、通信施設現場、ETC乱反射誤作動対策、レーダー近接金属構造物によるゴースト対策に最適。
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高周波電波吸収シート:
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日々次々と生まれてくる新しい素材を、様々な産業のニーズに対応させるべく、当社独自のアイデア・ノウハウを加え 新しい機能を付加し、新しい製品として提案していくことが私たちの使命です。 当社の機能複合材は、家電・精密・医療・建設・輸送など、各機器分野のほか、設備部品・特殊ルーム・建築パネルな ど様々な分野で、オリジナリティに富んだ優れた機能を発揮し、皆様のお役に立っております。 「時代を映し、次代を探る」 業界をリードしつづける開発力が、私たちの自慢です。 私たちはさまざまな電磁波環境対策品群を用意。さらにこれらを効果的、効率的 に行なうために必要な現場の電磁波環境測定及び現場調査から施工アドバイス、シールド工事まで一貫して行なえる体制を整えております。 技術は一朝一夕では生まれません。 当社の社員は “誰もやっていない技術” “無理だとあきらめている技術” “ユニークな技術” であればあるほど、どん欲に取り組む姿勢を大切にしています。 開発においてはすべてが成功するわけではなく、むしろ失敗の方が多いといえます。しかし、挑戦から生まれた副産物的な技術が、現在の当社を支えているのも事実です。