プラント技術者のための塔・槽・熱交換器見積の基本
塔・槽・熱交換器・反応器などは、「製缶機器」と呼称されていて、流体を主体に扱う石油化学系プラントの建設費のうちでは約20%を占め見積や調達担当にとっては重要な項目である。 本書は、塔・槽・熱交換器の見積について詳細解説したものである。 主要解説内容は、下記のような項目である。 ○塔・槽・熱交換器のコスト構成項目やその内容を詳しく解説 ○塔・槽・熱交換器の製作手順などを加工費関連知識として図表・イラストを用いて解説 ○塔・槽・熱交換器の詳細「積上げ」見積法の要領を詳細解説 ○塔・槽・熱交換器の各種概算見積手法を解説 ○塔・槽・熱交換器のコストダウンの着目点を解説 ※お願い ●塔・槽・熱交換器に関わる設計・製作・検査技術は日進月歩で、又現実の塔・槽・熱交換器メーカーの工場設備や製作手順、さらに素材・部品の調達や加工外注の内容も様々である。詳しく最新のものは本書をヒントに個別に勉強されることをお願いしたい。 ●本書の図表類の諸データは、それなりの配慮はいたしていますが、ほとんどは解説のための参考例として示しています。実務では必ず最新の専門書や資料を参照されるようお願いしたい。
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基本情報
プラントエンジニアリング企業では、塔・槽・熱交換器の見積・評価・コストダウンなどでコスト関連業務に携わる担当者は多い。 競争の激しい現在ではコスト知識は、コストを専門とする見積積算技術者のみの知識ではなくある程度は技術者の共通知識として備えていなければならない時代である。 グローバル調達が行われる時代にあってはより広い視野でコスト評価が求められる昨今でもある。 しかし塔・槽・熱交換器はその都度仕様が異なる特注品であること、又それら機器の製作現場に接する機会や経験の少ない特に若いプラント技術者にとっては、そのコストの成り立ちなどは大変分かりにくい面もあるのが現実であろう。 著者は、こうした時代の技術者のコスト評価能力向上のための一助にできないかと考え本書を執筆した次第で、実務経験が浅い方でも理解できるように基礎的な面に重きをおき解説した。 本書が見積関連の教育資料としてお役にたてれば幸甚である。
価格情報
10,476円(税・送料込価格)
価格帯
1万円 ~ 10万円
納期
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用途/実績例
■著者/ 大原宏光(大原シーイー研究所 代表) ■体裁/ A4版 90ページ ■発行/ 2012年11月 初版/大原シーイー研究所 ■定価/ 10,476円(税・送料込価格) ※本書籍はご試読頂けません。 ※詳細は弊社ホームページをご覧ください。
企業情報
当社は1982年創立以来、“技術情報・経営情報の産業社会に対する提供”に共鳴していただいた気鋭の研究者・技術者・コンサルタントの方々のお力添えにより、経営・技術セミナーの開催ならびに技術資料の出版・販売に励んでまいりました。 近年の産業社会をめぐる技術革新の波はより激しく、より速いものとなっています。 そのような状況の下、私共の企業活動は産業社会の情報ニーズに対する“flexible”な対応という点に重きを置いて進めてまいりました。 企業レベルでは事業に必要な電力を100%再生可能エネルギーでまかなうことを目指す「REIT」の加盟企業は目を追うごとに増加し、経済・社会・環境を巡るグローバルな課題に関する17の目標である「持続可能な開発目標(SDGs)への関心が高まり、ESG投資が注目されています。 このような状況から、2025年は今までより一層地球温暖化対応などエネルギー、環境を中心とした技術が今後の世界のキーテクノロジーになると確信します。 当社も引き続き、「エネルギー」ならびに「環境」を中心とした関連情報に注目し、社会と我々の子孫にとって、真に有用な情報提供を進めてまいる所存です。