市場に数あるプロセス用の振動式密度センサー。 どこが違うのでしょうか? お客様からの口コミも含めて比較してみました。
「卓上型振動式密度計」はその測定方法についてJIS等で規格化(JIS Z 8804:2012、JIS K 0061)されています。しかし、プロセス用の “振動式密度センサー”については、測定原理は多種多様で、同じセンサーとは言えないのが実情です。 アントンパールはこの振動式密度計を世界で初めて製品化しました。以来、卓上型の分析計も、プロセス用の密度センサーも同じ測定原理の製品を提供しています。 高い製造技術が必要なセンサーですが、高い精度、長期安定性、メンテナンスフリーを実現しているのが特長です。 一方、プロセス用の密度センサーの中には、“振動式密度計”をうたっていながら、この方式とは全く別の測定原理を有するセンサーが数々あります。これらのセンサーとアントンパールが提供するセンサーとは異なります。 例えば、測定原理が異なるため、本来の振動式密度センサーが達成している「真の密度」の測定ができていなかったり、高い精度を示すことができません。また、プロセスセンサーに必要とされる 長期安定性 に欠けるため、長期ドリフトがみられ、定期的にずれてくるものもあります。 現場でのゼロ調整も不要です。
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基本情報
工程管理を任せるセンサーには目的に合わせて、十分な投資効果が見込めるセンサーを選定する必要があります。 ◆振動式密度センサーチェックリスト □ノーメンテナンスである アントンパールの密度センサーは メーカーによる定期メンテナンスが必要ないので、購入後は低コストで運用できます □国内外で規格化された密度測定技術に基づいている アントンパールの密度センサーは JIS、ASTM、DINなど世界標準の密度測定技術を採用しています □ドリフトがなく、長期間安定して使用できる アントンパールの密度センサーは 長期ドリフトがなく、安心して工程管理・自動制御に使用できるので、省人化に貢献します □精度の確認ができる同じ原理の装置がある アントンパールの密度センサーは同じ原理の卓上分析計がラインナップにあるので、簡単に精度の確認、校正ができます (このセンサーは、オンライン液体用振動式密度計・プロセス液体密度計・流体プロセス液体密度アナライザ・プロセス用精密密度センサです。また、真の密度が測定できるセンサーであり、コリオリ式・浮子式・質量流量式ではありません。)
価格情報
定価30~200万程度(型式、仕様により異なります)
納期
※2か月程度
用途/実績例
・食品工場での密度、濃度、比重管理 ・飲料工場でのBrix制御 ・蒸留酒のアルコール濃度管理 ・消毒用アルコールの測定(蒸留・加水工程) ・化学工場での各種薬液濃度(酸、塩基、溶剤) ・セラミックスラリーの固形分濃度測定 ・金属スラリーの固形分濃度測定 ・食品スラリーの固形分濃度測定 ・モノマー、ポリマーの濃度測定 ・石油精製工程の密度測定 ・自動車研究開発でのオイル濃度モニター、燃費計測
ラインアップ(3)
型番 | 概要 |
---|---|
L-Dens7000シリーズ | 本格派密度センサー。あらゆるシーンで活躍します |
L-Dens3300 | テストプラントや装置組込など、小型で簡単に使用できます |
L-Dens2300 | OEM向け密度測定モジュール。アントンパールの密度エンジンを御社の装置に |
カタログ(11)
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アントンパールは、機械工だったアントン・パールによって1922年にオーストリア・グラーツで設立されました。 現在、世界110か国以上で約4,500人の社員を擁し、研究・開発・品質管理に使用される分析機器の開発、製造、販売、サポートを世界規模で展開しています。 アントンパール・ジャパンは、Anton Paar GmbHの100%子会社として日本のお客様へアントンパール製品の販売およびサポートを提供しています。 東京(本社)と大阪(大阪営業所)にオフィスとラボを構え、ラボには粘弾性測定装置、密度・比重計、マイクロ波試料前処理装置など、ほぼ全ての装置を展示しています。 専門のアプリケーションスタッフによるサンプル測定やデモンストレーション、ユーザートレーニングなど、幅広い用途でご活用いただけます。