背負いやすい商品とそうでない商品では歩き方や背負うモノの動きに差があるのだろうか ランドセルを例にご紹介します
【評価の目的】背負いやすいランドセルとそうでないランドセルでは、人の姿勢や動作に、また、人とランドセルとの相対的な動きにどのような違いがあるかを評価します。 【評価方法】 様々な使用のランドセルを背負い、決められた動作を行ったときの主観評価、行動評価を行い、背負いやすさに、どのような要因が影響を与えるかを評価します。 ■対象動作(背負った状態で) ・立位で静止 ・その場でのジャンプ ・歩行 ■主観評価 ・背負いやすさ ・身体(肩、脇腹、背中等)への負担の程度等 ■アナキンシステムによる動作評価 ・姿勢、動作 アナキンシステムを用いて、主として歩行時の姿勢と動作(体幹の左右・前後への傾きとそのゆれ)を計測します。 ・ランドセルのゆれ ランドセルに補助マーカーを付け、アナキンシステムを用いて、それと、身体(第3腰椎)との相対的な動きを計測します。 ・肩ベルトと身体の間にかかる圧力 ロードセルを用いて圧力を計測します。 ■評価結果 背負いにくいランドセルは、人の前傾姿勢で、左右及び前後の身体の振れ幅が大きい事が判明。また、人とランドセルの相対的なズレも大きい。
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基本情報
【人とモノとの相対的な動き】 アナキンシステムに、「人とモノとの相対的な動き」を計測できます。その一例がランドセルです。ランドセルに補助マーカーを付け、それを、モニター上でマウスでクリックすることにより、補助マーカーの位置を、人の動きと同じ座標で表現できます。つまり、人のある関節点との距離や相対的な動きを計測することが出来ます。 【背負って使う商品例】 ・ランドセル ・ショルダーバッグ ・リュックサック ・カバン ・背負子 【背負って使う商品の構造】 ランドセルを例にご紹介します。 ■本体関係 ・大マチ ・中マチ ・小マチ ・かぶせ ・背あて ・持ち手ハンドル ・吊カン ・錠前 *本体関係で工夫すべき点 ・教科書や体操着等の収納物の量によって大きさが変わるランドセル ・背負いやすく、蒸れない背あての材質・構造 ■肩ベルト関係 ・肩ベルト ・下ベルト ・背カン ・ダルマカン ・錠前差込み *肩ベルト関係で工夫すべき点 ・背負いやすい(ずれない、身体への負担が少ない等)材質、構造、形状 ・脱着が容易な肩ベルト ・肩ベルトと下ベルトが一緒になっていて取扱やすい
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株式会社HALデザイン研究所は、各種計測と計測データをもとにした分析・デザイン・設計・コンサルティングを行っている会社です。主な製品として「マーカーレス三次元動作解析システム」を取り扱っております。またその他計測サービスも充実しておりますので、ご要望の際はお気軽にお問い合わせください。