介護施設に対する調査結果を基に、キッチンや洗面などの設備を企画・設計する時に考慮すべき点を幾つかご紹介します
【人間・生活工学による調査】 多様な高齢者住宅・施設が集約する神奈川県を中心に、サービス付き高齢者向け住宅と住宅型有料老人ホーム、一部介護付き有料老人ホームに対して、現状のキッチン・洗面の設備状況やそれに関係する共用設備やサービス等について調査を行いました。 【介護用キッチン・洗面の仕様を決めるときに考慮すべき項目】 ■対象床面積 介護用キッチン・洗面の仕様は、施設対応よりも床面積対応で考えた方がよいと思われます。理由は、現状において、居住者の年齢、身体状況、キッチン・洗面の使い方や仕様が、床面積により強く関連していると思われるからです。床面積は、次の3つに区分できる。・18~20平方m ・25~30平方m ・35平方m以上 施設への対応力や諸制度との関係から、新規介護用キッチン・洗面は、18~25平方mを対象に、その仕様を決定することが賢明で効率的だと考えられます。 サービス付高齢者向け住宅の場合、床面積は25平方m以上が基本となっています。しかし、共用部に7(25-18)平方m×居室数の面積を確保できる場合は、居室面積を最も小さい18平方mにすることが可能です。続きは基本情報をご覧ください
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■共用部のキッチン、浴室の有無 共用部にキッチン、浴室がありそれを前提に、居室内にキッチン、浴室を設けないことにするかどうか。また、浴室は設けないがシャワールームだけでも設置するかどうか。それによって、雑巾洗いやバケツすすぎ等をどの部位で行うかが決まります。 ■トイレ、浴室、シャワールームとの位置関係 洗面がトイレと離れるとトイレ内に手洗いを付けなくてはならないし、浴室やシャワールームがあれば、洗面はその近くに設置せざるを得ません。 ■キッチンの使い方 キッチンの利用頻度に対応して、以下の使い方が考えられます。 ・キッチンを全く使用しない(共用部のキッチンを使う場合も含む) (この場合はキッチンを設置しない) ・食品の温め直し等の簡易な調理や、お茶飲み、服薬、食器・湯呑洗い程度の使用 ・居室内で食事をする ・お気に入りの食器やティーカップ・グラス等を用いた食事やお茶、ナイトキャップ等を楽しむ ■洗面の使い方 体調の悪い時の洗髪や体の清拭等をスタッフが行うことを想定しておくかどうか。 調査対象等は添付資料をご覧頂き、詳しい調査結果等はご連絡を頂けましたら対応させて頂きます。
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