蛍光プローブや放射標識リガンドを用いず、ラベルフリーかつリアルタイムに直接トランスポーター電流を測定
現在、トランスポーターの活性評価方法としては、RI 標識された基質の取り込みアッセイが主流となっていますが、専用の実験施設が必要であること、煩雑な廃液処理が必要であること、目的の基質が必ずしもRI 標識されて市販されているわけではないこと、取り込み後のエンドポイントを測定していることなど、いくつかの問題点も存在しています。 SURFE²R(Surface Electrogenic Event Reader)テクノロジーは、RI 標識を必要とせず、専用の実験施設や廃液処理も不要で、トランスポーター(シンポーター、エクスチェンジャー、ユニポーター)、ポンプの活性をリアルタイムに評価することが可能です。 ■ Solid Supported Membrane(SSM, 固定化膜標本)を用いてトランスポーター電流を直接測定 ■ 生体膜から調製した膜断片や、目的の膜タンパク質を再構成したプロテオリポソームで実験可能 ■ 光刺激可能(オプション) ■ 96 ウェル同時測定可能 ■ 10,000データポイント/日
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基本情報
【適用実績例】 強制発現系:h NaK-ATPase, h PepT1, rbSGLT1, hSGLT1-xx,m EAAC1, h NCX1-3, h NCKX1, h NIS, h PAT1, hCNT1, rOCT2, hOCT2, h GAT1, CLCs, CliC, HR, ChR, A-M2, P2X バクテリア:melB, NhaA, putP, Kdp-ATPase, BR, F0F1-ATPase, Ydgr, YhiP, CICEC, A-M2 組織:nAChR Torpedo, NaK-ATPase, NCX (Heart PM), HK-ATPase (Stomach PM), Ca-ATPase (ER/SR), H-ATPase, CLC (Synaptic vesicles), Complex I, II, III, IV, V, ANT, OxPhos (Mitochondria) 【アプリケーション】SURFE²R バリデート済ターゲット一覧 https://www.ipros.jp/news/detail/77559?hub=151+4633609
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企業情報
ナニオンテクノロジーズは2002年にドイツ・ミュンヘンで創業した、電気生理学実験の自動化を専門とする理化学機器メーカーです。 電気生理学実験のオートメーション化を実現し、イオンチャネル研究のみならず、幅広い膜タンパク質関連の研究をサポートしています。 業界トップシェアを誇るオートパッチクランプシステムをはじめ、トランスポーター活性測定システム、人工脂質二重膜実験装置・リポソーム作製装置、iPS由来心筋細胞のインピーダンス・細胞外電位・収縮力測定システムなど、幅広い製品ラインナップを取り揃えています。これらのシステムは国内外の多くの大学、製薬企業、研究機関で導入され、高く評価されています。 製品に関するお問い合わせ、ご紹介依頼、デモのご依頼、カタログのご請求は、弊社またはお取引のある代理店にご連絡ください。 また東京ラボ(目黒区)でのシステムや実験のご見学についても、お気軽にご相談ください。 Mail : info@nanion.jp