食品加工メーカー様の要望内容となります。2021年6月のHACCPの適用義務化にともない現場の帳票のデータ化はいかがでしょうか。
弊社では現場の悩みを解決する事業を行っております。 今回の内容は悩みの相談から始まったものでした。 2021年6月のHACCPの適用義務化に伴い現場データを残すことが義務化されていくので対策を打ちたいので聞いてほしいという内容でした。 私たち自身は食品加工業界ではなかったため、どのようなご支援が良いのかを聞くため打合せを行いました。 そこで問題となったのが下記の問題点でした 現在の手書きの帳票では信憑性がいまいち データをとりたい設備が非常に古くデータをとる機能がない この問題点を解決するため、食品機器のメーカー様に問合せの実施を行いましたが、その食品機器メーカー様がすでに事業をされていない様子でした。 そこで、本設備の機能向上をすべく後付けの設備を作ることとしました。 今回の内容は殺菌をするための設備の処理温度のデータの蓄積を目的としました。 弊社にて行った内容としては お客様の悩みの聞き込み⇒対策案の立案⇒設計⇒取り付け調整 という流れにて導入させていただきました。
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基本情報
今回の食品加工メーカー様の依頼の内容は 【とにかく処理温度をデータでとりたい】 ということでしたので、この機能に絞った設備の設計を考えました。 データの蓄積をするためには温度をとらなければならなかったのですが、今回の設備にはメカ式の温度調整機能は付いていましたが温度を測定してデータをだすことができませんでした。 そこで、まずは食品加工設備側に温度の測定をできる機能をつけるということからはじめました。 食品加工設備に温度測定ができるように、熱伝対を追加で取り付けをおこないました。 次にその熱伝対のデータの取り込みですが。CHINO様の記録計が使えるということが分かり、オリジナルで設計するのではなく、記録計を取り付けることにしました。 その機能に絞った段階で重要だったのが現場での使用を極力簡易にすることでしたので、ハードスイッチを設けてそこを押せば良いように設計し、手順も手順動画を作成してお渡ししました。
価格情報
今回の導入での実績としての価格を記します。 設計から導入までで130万円での引き渡しとなりました。
価格帯
100万円 ~ 500万円
納期
~ 1ヶ月
用途/実績例
山岸製作所では現場の困りごとを御聞きする事業を行っております。 今回の内容は食品加工メーカー様の困りごとの内容でした。 私も知りませんでしたが食品業界ではHACCPが2021年6月から義務化をされるとのことで、対応に迫られていたということでした。 今回のように、すでに食品機械メーカー様がいらっしゃらないというケースも多いと聞きます。 そうなると機能向上ができなくなってしまうので、そんなときにご相談だけでもいただければ少しでもお役に立てることがあるかもしれませんのでお気軽にご相談ください!
詳細情報
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こちらが外観の写真となります。 こちらの食品機械に後付けとして取り付けたものとなります。
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こちらが計測装置の操作パネルになります。上が記録計となっており、したのタッチパネルにて操作を行う仕様となっております。しかし、現場の声としてはスイッチが良いとのことでしたのでスイッチも取り付けました。
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こちらは後からつけた熱伝対です。この取り付けが非常に苦労をしました。
企業情報
弊社 株式会社山岸製作所は、ニードルベアリングの加工・製造を中心に、精密機械部品の中でも、薄肉切削加工の技術に優れています。 真円率の極めて高い製品も得意で、真円度0.05mm以下、大きさは、直径5mmから400mmまで加工できます。 また、試作品開発の分野でも、少量多品目生産に対応した、高い技術の切削加工と研磨技術を提供しています。