紙ハニカムボードの端面をプレス加工するだけでパレットとなる海外特許を開放。海外拠点からの製品輸送にご活用下さい。
パスボーダーの特許は、紙ハニカムボードの様な板状構造体の周縁部にスロープ形状を付与するだけでローラーフォークによってパレットとして機能することを特徴とするもので、中国、台湾、韓国、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシアで権利化されましたが、この度、無償解放致しました。 海外拠点から日本への製品輸送に利用される場合、海外拠点地域内で紙ハニカムボードメーカーを探し、周縁部にスロープ形状をプレス加工できるか確認するだけで安価な薄型パレットがご活用頂けます。 拠点近くもしくは地域内に紙ハニカムボードメーカーがない場合は、当社にご相談ください。インドネシアの製造委託先の製品にて見積もらせて頂きます。
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基本情報
物流の2024年問題が間近に迫るなか、日本国内ではパレット輸送化への切り替え検討が活発化し、入り口となる海外からの製品輸送についてもパレット輸送に切り替えることで、国内物流拠点に至るまでの一貫パレチゼーションが目標とされています。 しかしながら、通常パレットではコンテナ積載が大きく低下することから、積載を低下させずらい薄型パレットが着目されています。 当社が開発したパスボーダーは、シートパレットを徹底的に研究した成果であり、フォークリフトの改造不要でアタッチメントが装着できるため、設備費用負担が軽減され、更に、通常パレットの作業もできるため、増車費用も不要です。シートパレット不採用の理由のほとんどがパスボーダーでカバーできます。 なお、日本特許については権利保持しておりますので、海外で製造した紙製品を日本国内で販売することは権利侵害として対応させて頂きます。
価格情報
インドネシアの委託先に製造を依頼した場合、コンテナ単位となりますが、以下の価格帯が目安となります。 ・1.1m×1.1mサイズ = US$7/枚CIF東南アジア主要港 なお、日本国内で販売する場合、コンテナ単位で1,200円/枚程度(消費税抜き)となります。
価格帯
~ 1万円
納期
~ 1ヶ月
用途/実績例
・海外工場からの製品輸入。日本から定期的に原料を輸出し、製品を輸入しているお客様はプラスチック製パスボーダーをリターナブル利用。 ・国内拠点間輸送。プラスチック製品はネスティング構造のため、積み重ね時の厚みが小さくなることから、物流拠点から工場へのパレット返送コストを大幅に低減。
企業情報
当社は、シートパレットが日本に持ち込まれた1980年代から導入支援に携わり続けた技術屋が立ち上げた会社です。 シートパレットが開発されたのは、パレットの流出防止と積載効率の維持が目的でした。 朝鮮戦争では、ロジスティクスが勝敗を決する最重要事項であると再認識されました。 物流2024年問題においては、共同配送や帰り便の有効活用による球種率の低減と並行して、パレット輸送化率引き上げが進められていますが、積載効率の維持もしくは回復が課題とされる例が多数あります。 薄くて低廉なシートパレットが仲立ちすることで積載効率は維持され、出荷側はシートパレット上にハイ付けされた貨物を荷台に積み付けることで自社パレットの流出が防止され、荷受側は貨物に自社パレット上に引き取るだけで荷受作業が完了するため、他社パレットの管理から開放されます。 低廉な資材であるシートパレットだからこそ、様々な課題解決に役立てえると当社は考えます。 <採用事例>荷受側の指定するパレットによる出荷が求められたが、管理区域に当該パレットを搬入できないため、管理区域出口にてシートパレットで指定パレット上に貨物を積み替えて出荷。