独自加工技術の光学用OCAテープのオフセット加工で、歩留まり向上や糊ダレ改善など多くの問題解決をいたします。
光学用OCAテープのオフセット加工とは、当社独自の加工方法で、抜き上がり後の外形形状のOCAテープを上下セパレーターよりも内側にある状態にする加工方法のことです。 OCAテープの種類によってオフセットの寸法は異なりますが、最大で100μmまでオフセットした実績があります。 ■OCAテープオフセット加工の特長 1)オリジナルセパ付きOCAをセパの貼り替え無しで全抜き加工し、オフセット形状を作製 2)セパ貼り替えが不要なため、OCAへの異物混入を限りなく減らすことができ、材料品質を維持したまま納入が可能 3)台紙セパ削減によるコストダウンと簡易包装による単体バラ納入が可能 4)歩留まりUPによる生産性向上と糊ダレ改善が可能 5)貼り合わせ冶具が不要になり、コスト削減が可能 ■OCAテープオフセット加工製品のメリット 1)セパを剥がす際の連れ剥がれ(端部の変形)リスクを軽減 2)通常時(オフセット無し)には必要な梱包材(合紙など)が不要になり、コストを削減 3)後工程での貼り合わせ時に治具への糊の転写がなくなるため、治具の清掃が不要となり、コストを削減
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基本情報
OCAは主にタッチパネルディスプレイの貼り合わせに使用される高透明な基材レスの光学粘着シートで、とても柔らかく、糊ダレや気泡の発生・連れ剥がれ問題など、抜き加工の難しいテープと言われています。 例えば、光学用OCAテープとセパレーターを製品サイズで抜き加工すると歩留まりは向上しますが、切断面からの糊ダレが発生し、その後の貼り合わせ作業で問題が発生してしまいます。 そのため、一般的に台紙セパレーターを製品部分よりも大きくし、シート納入しています。 ですが、この方法では製品サイズよりも大きくした分、歩留まりが落ちるという新たな問題が発生してしまいます。 この2つの課題を解決する方法として、当社では 「OCAテープのオフセット加工」を独自開発しました。 OCAは段差吸収性にも優れ、曲面形状にもよく追従することから、近年では、スマートフォンやデジタル家電製品、車の運転席前のタッチパネルなどの2.5Dや3D曲面形状という曲面ディスプレイにも採用されています。 コストを削減したい方、工程改善を検討されている方、OCAテープの抜き加工や貼り合わせ加工のご相談は、創和までお問い合わせください。
価格帯
納期
※お気軽にご相談ください。
用途/実績例
スマートフォン・タブレット・カーナビ等のタッチパネルディスプレイの貼り合わせ用基材レステープ
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株式会社創和は光学フィルムや両面テープ、スポンジ発泡体などを精密打ち抜き加工しています。 電子部品を始めIoT・自動車・医療バイオ関連など幅広い分野でご利用頂いております。 特にクリーンルームでの高精度高品質の精密打ち抜き加工を得意としており、ICタグ・車載タッチパネル・医療用電極パットなどの製品に使用されています。