RFIDの電波伝搬特性に係る技術開発・実証のための「RFIDテストベッド」供用施設、常設RFID評価設備としては国内最大級です
RFIDの電波伝搬特性に係る技術開発・実証のための「RFIDテストベッド」供用施設です。 大型電波暗室(6.5m×4.5m×H3.4m)とRFID専用の広帯域リーダーライター及び送受信アンテナで構成され、大型管理対象物を現場設置環境に近い状態での精密な評価ができます。 ◆常設RFID評価設備としては国内最大級です。 ◆RFIDの研究、開発、ビジネスに関わる企業、学校、研究機関のどなたでも利用できます。 ※本テストベッドは 2020 年 3 月 13 日に国立研究開発法人情報研究機構(NICT)の新技術開発施設(IoT テストベッド)供用事業の助成交付対象として採択され、設立したものです。
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基本情報
<供用する RFID テストベッドの特徴> 貼付ける対象材料からの UHF 帯 RF タグへの影響は、金属材料や水分の場合は電磁的な損失による電波の吸収と、誘電体の場合はその誘電率によっては RF タグ内のアンテナ性能への影響があります。 この内、後者はタグの感度ピーク周波数が日本国内で UHF 帯 RFID 用として指定されている周波数の920MHz 付近から外れることによる読み取り感度低下を招きます。 このため大型管理対象物であってもその材料や構成に対応して RF タグを選択し、場合によっては感度ピークの周波数がずれることを想定したRF タグの設計(貼付けた状態でピーク周波数が 920MHz付近になる)を行います。 このような開発/評価を行うためには電波暗室内で RF タグの周波数特性を 正確に計測し、さらには管理対象物品が複数配置されているような現実に 近い条件での電波の反射や吸収の影響も正確に把握する必要があります。
価格情報
供用施設ですので使用料を頂きますが、RFIDの普及展開に寄与するため通常の電波暗室に比べ非常に『廉価』な設定になっております。計測のサポートも致します。詳しくは下記までご連絡をお願いします。 【問い合わせ先】株式会社宮川製作所内 RFID テストベッド受付:rfid.tb@msk.co.jp
納期
用途/実績例
(1)図書や店頭の商品での物品管理へのRFIDの利用 (2)保守現場での工具など物品管理へのRFIDの利用 (3)鍵・資産管理へのRFIDの利用 (4)製造や建設現場での工程管理へのRFIDの利用 (5)医療現場での物品管理へのRFIDの利用 (6)物流での製品やかご車のゲート検知でのRFIDの利用 (7)トラックやフォークリフトなどの移動体での運搬でのRFIDの利用 (8)自動搬送車AGVなどでの在庫管理や棚卸管理のRFIDの利用 (9)水分や金属を含む商材でのRFIDタグの選定と貼り付け方含めたRFIDの利用 (10)PCやIT機器の持ち出しやセキュリティ管理でのRFIDの利用
詳細情報
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RFIDテストベッドの計測環境のイメージと写真です。TIPPの計測環境も構築可能です。
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RFIDタグを貼りつける対象物の組成(紙や木材やゴムや金属など)によってRFIDタグからの返り電波の周波数のピーク(共振周波数)がずれてくるため、読み取り感度が低下します。
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RFIDテストベッドには、校正された計測環境を常設しており精度の高い計測データを取得できます。
カタログ(4)
カタログをまとめてダウンロードこの製品に関するニュース(7)
企業情報
安心して利用いただけるモノづくりの力に磨きをかけるとともに、RFID等の得意技術を核に自社独自のモノのデータ収集プラットフォームを提供することで、人手不足が深刻化しつつある社会インフラ分野での顧客オペレーションの効率化(DX)に寄与してまいります。 (1)UHF帯RFIDタグを適用し、自社製のアンテナやRFIDリーダ/ライタで物をきめ細かく管理する技術及び工具・鍵の持ち出しや資産棚卸の管理技術 (2)無線(LTE、WiFi、BLE)と種々のセンサ(人感、温湿度、電流、GPS、重量)を種々のインタフェース(LAN、RS232C、RS485、Zigbee)で接続し、屋内外・車載等に適用できるワイヤレスセンサー技術 (3)顔認証端末「Noctua」ならびに入退室管理システムを開発。オフィスやビル内のセキュリティを向上させる (4)LAN、シリアル(RS232C、RS485)、USB等のIoTインタフェースを有しLinuxアプリを搭載するLTE対応エッジ制御技術