国立感染症研究所との共同研究により開発。 外来DNAの挿入位置の決定を、短時間・高感度・低コストで実現。
『RAISING法』は、ゲノム中の外来DNAの挿入位置を検出する方法です。 少ないDNA量で再現性の高い測定結果がスピーディーに得られます。 ウイルスゲノム挿入部位、ウイルスベクター挿入部位、 創薬ターゲットとなりうる融合遺伝子の検索、 ゲノム編集におけるオフターゲットノックインなど、 外来DNAのホストゲノム上の挿入位置の同定ができます。 【特長】 ■目的・ターゲットにあわせて解析のアレンジが可能 ■一度の解析で複数の挿入部位を検出可能 ■独自技術により再現性の高い結果が得られる 【解析事例】 ◎HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス)クロナリティ解析 少ないDNA量で素早く検出できるRAISING法の特長を活かし、 プロウイルス量0.032%でも高い検出感度を実現しています。 ◎ゲノム編集におけるノックインのオフターゲット検出 CRISPR/Casで作製したノックインマウスについて、NGSとの組み合わせにより ノックイン効率とオフターゲットサイトの検出を行いました。 ※事例やサービスの詳細は「ダウンロード」から資料をご覧ください。
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基本情報
■「サンガーシーケンス」と「NGS」の2つのサービスプランをご用意 ▼サンガーシーケンスプラン ・利用例:ウイルスゲノム、融合遺伝子のクロナリティ解析 など… ・納品物:波形データ(ab1ファイル)、配列データ(txtファイル) ▼次世代シーケンス(NGS)プラン ・利用例:ゲノム編集やウイルスベクターによる ノックインのオフターゲット検出、など… ・納品物:品質値付きのMiseq出力配列(fastqファイル) 【その他 応用技術のご紹介】 「抗体配列シーケンス解析」 抗体可変配列の取得により、組み換え抗体の作製をサポートいたします。 ハイブリドーマに発現するマウスIgG遺伝子 可変配列を5’RACE法、 またはRT-PCRにより増幅、大腸菌でDNAクローニングを行いシーケンス解析します。 「長鎖RNA合成」 in vitro転写法により長鎖RNAを合成します。 RT-PCRの増幅コントロールRNA、ゲノム編集用のgRNA、small-RNA、 mRNA調製、RNAアプタマー等、いろいろな用途に応じてご希望の配列をご連絡ください。
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用途/実績例
【用途例】 外来DNAが目的位置も含め、 ランダムにホストゲノムへ挿入された位置を決定します。 ◆ウイルスゲノム挿入部位 ◆ウイルスベクター挿入部位 ◆創薬ターゲットとなりうる融合遺伝子の検索 ◆ゲノム編集におけるオフターゲットノックインの検出 【解析事例】 ■HTLV-1クロナリティ解析 ■ゲノム編集におけるノックインのオフターゲット検出 【ご依頼サンプルについて】 精製済みのゲノムD N Aを1サンプルあたり200 ng /μl以上、10 μl以上を目安にご提供ください。 ※サンプル量が少ない場合はご相談ください ※クオリティチェック、ならびにRNase処理は必須 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
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企業情報
近年の分子生物学の発展により、生物の全ゲノム配列決定やそれに続く遺伝子機能解析などの研究が目覚ましいスピードで展開されています。 このような技術の進歩に伴い、塩基配列分析、リアルタイムPCR、DNAチップなどの分子生物学的技術は、食品分析分野でも広く利用されるようになってきました。 株式会社ファスマックでは、こうした分子生物学的技術を利用して、2001年の設立以来、農水省、厚労省関連機関と共同で遺伝子組換え食品や食物アレルゲンの「日本標準分析法」の技術開発を進めてまいりました。 開発された検査技術は日本のみならず、米国、中国などでも皆様に提供いたしております。 また、ファスマックでは、設立以来、「分子生物学的技術を用いた食品検査法」の国際標準化などの活動にも積極的に取り組んでおり、その技術力は国際的に評価されております。 さらに、世界最大の検査会社の一つであるEurofins Scientific社と提携し、Eurofinsグループの有する高い技術力の導入を進めています。 今後もファスマックは世界水準の新しい検査技術を皆様に提供してまいります。