スラリーの沈降、再凝集の起こりやすさ等を評価することができます
日本はもちろん、世界でも大きなシェアをもつアントンパール社のレオメーターです。この装置を用いることで、スラリーサンプルが沈降しやすいか、塗布あるいは流動させた際に、再凝集等による粘度上昇が起こるか等を評価できます。 多くのサンプルは流動するという液体の性質と、形を保つという固体の性質を併せ持っており、固体の性質が強いものほど、沈降が起こりにくいと言われています。また、液体性と個体性のバランスが同じであれば、粘度が高い方が沈降が遅くなります。レオメーターを用いることで、サンプルの粘弾性(液体性と固体性のバランス等)や粘度を測定することができるため、沈降性を評価することが可能です。 また、再凝集しやすいスラリーは、細い流路を通過する際に詰まってしまったり、塗布時に異常が発生しやすい傾向があることが知られています。これについても、粘弾性測定を行うことで評価できます。 上記以外にも様々な性質の評価が可能です。デモ測定も受け付けておりますので、ご興味をお持ちいただけたら是非お問い合わせください。
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基本情報
弊社のレオメータは操作性を重視した省スペース設計となっており、一般的な実験台や作業台に容易に設置いただけます。 1回の測定に必要なサンプル量は、測定に用いる治具によって異なりますが、スタンダードな治具では0.2~2mL程度となります。 測定温度範囲はオプションによって異なりますが、最大で-160~1000℃となっております。
価格帯
1000万円 ~ 5000万円
納期
用途/実績例
研究開発から品質管理までと幅広い用途で、様々な業界にてご使用いただいております。業界の例を以下に示します。 ■□■アプリケーション■□■ ■化学工業 ■化粧品・パーソナルケア ■医薬品・医学・バイオテクノロジー ■教育・研究 ■材料科学 ■環境科学 ■石油化学産業 ■自動車 ■鉱物・鉱業・原料 ■電子工学 ■食品 ■飲料
カタログ(8)
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アントンパールは、機械工だったアントン・パールによって1922年にオーストリア・グラーツで設立されました。 現在、世界110か国以上で約4,500人の社員を擁し、研究・開発・品質管理に使用される分析機器の開発、製造、販売、サポートを世界規模で展開しています。 アントンパール・ジャパンは、Anton Paar GmbHの100%子会社として日本のお客様へアントンパール製品の販売およびサポートを提供しています。 東京(本社)と大阪(大阪営業所)にオフィスとラボを構え、ラボには粘弾性測定装置、密度・比重計、マイクロ波試料前処理装置など、ほぼ全ての装置を展示しています。 専門のアプリケーションスタッフによるサンプル測定やデモンストレーション、ユーザートレーニングなど、幅広い用途でご活用いただけます。