太陽電池に接続して最大動作点(Pmax)で動作させます。様々な太陽光の照度・角度・温度条件で最大電力点を追従可能です。
太陽電池の発電性能を評価するには、太陽電池を実際に発電状態にする必要があります。負荷を接続しないと電流は流れませんので、発電性能を計測できません。 本装置は太陽電池を接続することで、その出力電力を内部で熱に変換することにより消費します。最低限の計測環境を構築するだけで太陽電池の発電量計測が可能です(本装置内で毎秒電圧・電流・電力を計測します)。 最大電力点の追従には独自のMPPT追従方式を採用しており、従来の逐次電力比較(山登り法)に加えて、1分間に1度太陽電池のI-V曲線出力特性を掃引し、最大動作点を探索することで、MPPT制御を行います。その為、天気の急な変化・影などで、最大動作点(Pmax)が大きく変化した場合にも、継続して最大動作点にて追従を行います。 また、PVアナライザ(I-Vカーブトレーサー)と組み合わせ、屋外暴露試験で、負荷をかけた模擬状態のシステムを構築することが可能です。 新型太陽電池(ペロブスカイト型)・車両搭載型太陽電池・OEM製品の、国内発電量確認試験などの用途に使用されています。
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基本情報
・定格電力:300[W]、定格電圧:200[V]、定格電流:15[A] ※カスタマイズが可能(定格電圧:450[V]/定格電流3[A]) ・モード選択が可能(3種類)※付属ソフトからの変更 MPPTモード ・ 定電圧(CV)モード ‣ 定電力(CP)モード ・付属専用ソフトでPCとLAN接続、計測値の常時監視が可能 ・測定データはCSVファイルとして保存 ・ソフトから、MPPT動作の詳細な設定が可能(時間・電圧・電力など) ・屋内用・屋外用の2種類有り ・様々な種類の太陽電池に対応(※カスタマイズ版では、ペロブスカイト太陽電池の計測実績あり) ・MPPT制御時間を可変(200/500/1000ms) ※車載用PVなど、移動体での発電量計測の実績あり、専用表示ソフトあり ・最小動作電力 Pmax:1W Vpm:2V Ipm:0.12A(スイープ機能あり) ・最小動作電力 Pmax:3W Vpm:3V Ipm:0.25A(スイープ機能なし)
価格情報
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納期
用途/実績例
・既存太陽電池モジュール(PV)の発電量調査試験(結晶シリコン系・薄膜系など) ・新型太陽電池モジュール・セルの発電量調査試験(ペロブスカイト・両面受光タイプなど) ・車両搭載型太陽電池の発電量確認試験 ・太陽電池モジュールをOEMで導入検討される際の実発電量調査・確認試験
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企業情報
現経産省のサンシャイン計画時から産業技術総合研究所様・電力中央研究所様・東京農工大学様などの要請を受け、太陽光発電の模擬電源・測定器・パワーコンディショナ等の開発を行ってまいりました。 その実績を元に製品化し各研究所、メーカーに拡販しており、本分野のニッチトップを自負しております。 太陽電池や蓄電池などの模擬電源、系統連系試験に必要な負荷装置、またそれらを一括で操作する試験システムなど、ハードとソフトを組み合わせた製品/システム開発を得意としています。 太陽電池計測においても豊富な実績があり、弊社のI-Vカーブトレーサーは太陽光発電所のメンテナンスだけでなく、メーカーや研究機関・大学などでの研究開発用途でもご愛用いただいております。 計測器や負荷装置を組み込んだ自動計測システムの納入実績も多数ございます。 アナログ・デジタル混在のパワーエレクトロニクス機器の開発 DSP を使用した制御ソフトの開発 PV 測定システムの構築 など お客様のご要望に合わせ、システムや製品をご提案いたします。