グリースや潤滑油に添加することよって耐焼付性や耐摩耗性の向上が期待されます。光拡散フィルムへの適用もご検討ください。
リン酸チタンは高屈折率(1.79)、高白色度、光触媒不活性などの特徴を持つ板状フィラーです。 当社独自の合成技術によりサイズや厚みの揃った粒子のご提供が可能です。 近年、難分解性で環境への長期残留の可能性があるPFASの排出量を抑えるため、 欧州で規制が検討されているなど、固体潤滑剤の業界でも材料の選択肢が狭まりつつあります。 リン酸チタンは固体潤滑剤として以下の3つの特徴を有しております。 1)グリースに添加した際に耐久性(耐焼付性・耐摩耗性)が向上する 2)白色度が高いため、周囲を黒色汚染しない 3)粒子径によっては700℃付近まで板状形状を維持することができる また、二硫化モリブデン、PTFE、窒化ホウ素などの一般的な固体潤滑剤に対し、耐久面で優れる傾向にあります。 更に、リン酸チタンは光学特性にも以下のような特徴があります。 ・光拡散性と光透過性を両立する アクリル粒子やシリコーン粒子などに代表される光拡散粒子も優れた光拡散性を有しておりますが、 光透過性との両立性を有する材料は珍しく、光拡散フィルムや光拡散板への適用が期待されます。
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フジミインコーポレーテッドは、1950年の創業以来、 分級技術などを活かした精密人造研磨材メーカーのパイオニアとして独自の歩みを続けてきました。 蓄積されたノウハウと研究開発力から生まれた製品の数々は、光学レンズ用研磨材から出発し、 シリコンウェハーに代表される半導体基板の鏡面研磨、半導体チップの多層配線に必要なCMP(化学的機械的平坦化)、 コンピュータ用ハードディスクの研磨など高精度が求められる先端産業に欠かせぬものとなっています。 最近では、LED・ディスプレイ・パワーエレクトロニクス用部品の表面加工分野や パウダー技術を活かした応用分野への研磨・研削材の開発にも積極的に取り組んでおります。 また、鉄鋼、航空機および半導体等さまざまな業界の溶射用途向けに溶射材をご使用頂いております。