画像処理技術により多様な生産工程や流体制御デバイスをバリデーション
本システムは、画像処理によって液体をリアルタイムに体積測定することができる計測装置であり、 従来の重量測定に対して測定者の手技による影響や環境による計測装置のばらつき・設置制限がないため、ロボットによる流体制御作業や流体制御自動化における全数検査といったバリデーションの対応が可能です。
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基本情報
1.液体の蒸発による影響を受けないことで高い再現性を実現 一般的に液体の計量に使用されている電子天秤等では、液体を計量する際に滴下と同時に液体の蒸発が始まってしまい、再現性が低下することが課題として挙げられます。画像処理計測システムでは、リアルタイムで撮影した画像データから体積を算出し、高精度な計測を実現することで、これらの課題を解決いたします。 2.高粘度液体の高精度な計測を実現 多様な液体の粘性に対応するため、液滴測定と点着測定の二種類の測定機能を搭載しております。点着測定においては、液体のノズル点着時の画像と、滴下後のノズル残液の画像の2つのデータからその差分を算出することで、実液でのキャリブレーションを可能にしました。 3.生産ラインの全数検査に使用可能 画像処理計測によるプロセスバリデーションのメリットとして、生産ラインにおける全数検査の実施が可能になる点が挙げられます。リアルタイムでの画像処理により、これまでの抜取検査のように、作業に追加の時間が必要なく、また異常時の即時フィードバックが可能になることで、時間・コストを軽減できるだけでなく、製品の信頼性、安全性の向上に寄与します。
価格情報
お客様の要望仕様・測定環境に合わせたカスタマイズが発生した場合、開発価格が上乗せになり価格が変動します。
価格帯
100万円 ~ 500万円
納期
用途/実績例
1.製薬会社 医薬品の製造工程にて薬剤が分注デバイスにより滴下されており、その滴下量を全数検査して、精度が使用範囲内であるかを判定する。 2.国立大学 電磁波を使用して浮遊する液滴の蒸発による経時変化観察・記録を行う。 3.自動車メーカー 部品の耐久性試験で油を滴下使用しており、その滴下量をリアルタイムで確認・管理する。
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TOLIMSは2016年に岩手県盛岡市に設立された、東北地域の優れたライフ サイエンス製品を海外に展開するマーケティングソリューション企業です。 ライフサイエンス分野において、TOLICを始めとする東北地域のものづくり 企業の「新しく」「優れた」「価値のある」製品を日本から世界に発信。 岩手から直接海外に販売できる強味を活かし、ユーザーの高度な研究や 製品のニーズに応える新たなソリューションシステム提供も致します。