5Gデバイスの速度向上に寄与するフレキシブルPIフィルム向け高純度酸二無水物SD1100Pを発表
SABICは5Gフレキシブルプリント基板(FPC)、透明ディスプレイ、その他フレキシブルエレクトロニクスといったポリイミド(PI)フィルム向けの高純度「SD1100P BPADAパウダー」を発表ました。 本製品は粉末状の4,4'-ビスフェノールA型酸二無水物(BPADA)で、熱的特性と機械的特性とをバランス良く兼ね備えた高分子量PIの製造に用いられる。SABICのSD1100P BPADAパウダーは、市場で入手可能な他の酸二無水物と比べ、フレキシブル銅張積層板、カバーレイや接着剤に使用されるフィルムやワニスの製造において、誘電率および誘電正接の低減、吸水率の低減、金属との接着性の改善といった各種性能の向上を図ることができます。 お問合せ・資料請求はこちらのサイトへ https://sjpn1971.plabase.com/
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<フレキシブルエレクトロニクスに向けたPIフィルムの特性向上> 軽量かつ超薄型で折りたたみ可能なフレキシブルエレクトロニクスは、フレキシブルスマートフォン用の曲面ディスプレイやアンテナ用基板といった新たな用途に大きな可能性をもたらすことが期待されています。 株式や金融などの市場データを提供するMarketWatchによると、フレキシブルエレクトロニクス市場は2024年まで2桁成長が予想されています。ポリイミドフィルムは、機械的強度、高耐熱性、寸法安定性、銅に近い熱膨張係数、低誘電率といった特性から、フレキシブルエレクトロニクスに好ましい基板材料です。 また、SABICのSD1100P酸二無水物パウダーは、PIフィルムにおける着色性の低減により、例えば透明ガラスディスプレイ代替への一つのソリューションとなります。またこの新しいパウダーは、加工性を向上させることで、要求の厳しい5Gアプリケーション用フィルムの性能向上に貢献します。
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用途/実績例
フレキシブルスマートフォン用の曲面ディスプレイやアンテナ用基板等
企業情報
SABIC(サウジ基礎産業公社)はサウジアラビアのリヤドに本社を置く化学製品のグローバルリーダーです。SABICはアメリカ大陸、ヨーロッパ、中東およびアジア太平洋地区を拠点として、化学品、汎用製品、高機能性プラスチックス、肥料、金属といった製品の世界規模での生産活動を行っています。 SABICでは解決すべき課題の特定やソリューションの開発を通して、建設、医療機器、包装、肥料、電気電子、輸送機器、クリーンエネルギーといった主要マーケットの顧客をサポートしています。 2018年にSABICは、57億米ドルの純利益を計上しています。2018年の総売上高は計450億米ドル、2018年末の総資産は85億米ドルです。2018年の生産量は7,530万トンです。 SABICは世界50か国以上で事業を展開し、3万3,000人を上回る従業員を全世界で雇用しています。SABICでは、イノベーションと独創性の育成を促進するため、グローバルで11,738件の特許出願を行っているほか、5つの主要地域(アメリカ、ヨーロッパ、中東、東南アジア、北東アジア)においてイノベーションのハブとなる研究開発のリソースを有しています。