高周波誘導加熱を用いた高品質な冷間成形用の高強度ばね用鋼線です。自動車の懸架ばねをはじめ、軽量化に貢献します。
冷間成形用の高強度ばね鋼線のパイオニアとして、全世界で供給しております。(生産拠点:日本、中国、米国、欧州) ネツレン「ITW(R)」は、厳選された素材を高周波焼入・高周波焼戻により必要な機械的性質を付与、全長にわたる渦流探傷による疵検査と、熱処理温度の監視により全長の品質保証を実施しています。 1コイル単位で製造しており、全長にわたって均一な線径、強度が得られます。また、製品コイル間のばらつきは小さく抑えられています。 【ばねに成形した場合の特長】 ・形状のばらつきが小さくなります。 ・高強度でありながら、D/dの小さなばね成形が可能です。 ・耐久性、耐へたり性はともに最高水準にあります。 ・使用応力が高く取れるため、軽量化が可能です。 ・冷間成形によるばね製造は、熱間成形と比較して大幅なCO2削減ができます。
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基本情報
(1) 標準線径: 3.5~17.0mm ※ EVバッテリーによる車重増加により懸架ばねへの負担も増加していることから、太径ITW(17.0~22.0mm)を開発・量産納入を開始しました。 (2) 標準的な引張強さ ・SWI-180 (1750-1850 N/mm2) ・SWI-190 (1850-1950 N/mm2) ・SWI-200 (1950-2050 N/mm2) ※ 上記範囲外も製造できますので、お気軽にお問い合わせください。
価格帯
納期
用途/実績例
自動車懸架ばね、二輪車懸架ばね、トラックブレーキ用ばね、プレス用ばね、シャッターばね、その他産業用ばね
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ネツレンは、1946年(昭和21年)、わが国で初めてIH(Induction Heating=誘導加熱)技術の事業化・工業化に成功いたしました。 このIH技術は、クリーンな電気を熱源とする地球環境にやさしい無公害(Ecological)・省資源(Economical)のダブル・エコ(Double Eco)の技術であります。 ネツレンはそのパイオニアとして、創業以来蓄積されたIHに関するノウハウと、高い技術・開発力を基盤に、熱処理受託加工に加え、オリジナリティーの高い製品を開発し、あらゆる産業に変革と貢献をもたらしてまいりました。 ネツレンが、今日ここに存在し、幾分なりとも社会のお役に立つことができておりますのも、 皆様の変わらぬご愛顧と温かいご支援の賜物であります。 ネツレンは、「顧客・取引先・株主・社会・従業員との調和および共生を通じた企業価値の向上」を図るため、将来に向けて凛とした存在感のある会社であり続けることを目指し、「技術のネツレン」という創業の原点に立ち返り、これからの時代に、より一層、社会のお役に立つよう、たゆまざる努力を続けてまいりたいと思います。