鋼に強度を与えながら、銀白色の美しい仕上がり。小ロット対応。
当社の真空熱処理の特長として、多品種小ロット対応があります。大型炉から小型炉まで揃えることで、多品種小ロットながらも短納期を実現しています。真空熱処理はバッチ処理となるため、特急の場合は炉を貸し切るためコストがかかります。しかし、大きさの異なる真空炉の活用で、細かい熱処理のご要望にお応えできる体制を構築しております。 ●本社工場(神奈川県大和市)、東北事業所(岩手県北上市) 両工場とも真空熱処理炉を保有しています。 ●真空焼入れ焼戻しを中心に、その他、固溶化処理・磁性処理・析出効果処理・時効硬化処理・真空浸炭焼入れなども可能です。 ●当工場では、数十gから100kgほどの小物~中物を中心とし、熱処理ネットワークによって、あらゆる品物をお請けしています。 ●鋼が中心ですが、ステンレスの熱処理にも長年の経験がございます。新素材についてもテスト熱処理を承ります。
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基本情報
【真空熱処理とは】 真空熱処理とは、真空中で加熱、冷却する熱処理の総称です。 鋼材を大気中で熱処理を行うと、大気中の酸素と鋼材が化学反応を起こし、鋼材の表面が酸化して黒くなってしまいます。一方、真空熱処理では、熱処理炉内を真空状態(窒素ガス雰囲気)にして、熱処理を行います。そのため鋼材の表面を酸化させず、熱処理後も鋼材の表面の光沢性が保たれることが特長です。また、冷却においては、窒素ガスによるガス冷却が行われます。
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用途/実績例
【真空熱処理のメリット】 ●高光輝性 熱処理後も光沢のある仕上がり。表面が酸化しないため、完成部品、酸化を嫌う機能部品に多く利用されています。 ●低歪み、高精度 歪みに関しては、真空であるかどうかではなく、冷却方法に依存します。 真空熱処理&ガス冷却では低歪みとなりますが、真空熱処理&油冷の場合は、ガス冷却と比べて歪みが大きくなります。品物の形状と要求品質に合わせた選択が必要です。 ●耐久性の向上 真空熱処理では脱炭層がないことから、耐摩耗性に関して、他の熱処理よりも優れていると言われます。
詳細情報
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真空熱処理炉 [有効寸法] W600 x H600 x L900
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真空熱処理炉 [有効寸法] W600 x H600 x L900
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大気炉(写真右) [有効寸法] W600 x H600 x L900
カタログ(2)
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熱処理は自然現象を扱い、鋼に求める機能を吹き込みます。 自然現象そのものを変えることはできないため、熱処理成功の全てが「熱処理前」にかかっています。 武藤工業では「知識に基づく経験」を重視した教育で、仮設力、提案力、対応力を発揮しています。 本社・工場 神奈川県大和市 東海事業所 静岡県富士市 東北事業所 岩手県北上市 特級金属熱処理技能士 2名 1級金属熱処理技能士 15名 2級金属熱処理技能士 8名 3級金属熱処理技能士 2名 2級金属材料試験技能士 2名 (2024年2月現在) 加工協力会社と連携し、機械加工から熱処理まで一貫して対応しております。図面を渡していただければ、加工業と連携して熱処理後の品質を担保いたします。必要に応じてNDA(秘密保持契約)を結びます。