表面から数μm硬化します。仕上げた後に行いますが、前工程も重要です。
プラスマイオン窒化は、低圧の窒素ガス雰囲気中で炉体を陽極、製品を陰極にして グロー放電させると、ネオンサインに似たやわらかい光が製品を覆います。そのイオンが持つエネルギーで製品を加熱し同時に窒化を行います。弊社では、このプラスマイオン窒化装置をいち早く導入し、より高品質の製品を提供しています。 ●低温処理のため歪量が極めて少ない ●窒素ポテンシャルが高く、窒化層を短時間で生成 ●ガス比・温度を調整することで、窒化層の状態をコントロールできる ●真空中での処理のため表面粗さが良好 ●オーステナイト系のステンレス等もムラなく窒化
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基本情報
■窒化処理とは 窒化処理とは、鋼の表面に窒素をしみ込ませ硬くする方法の総称です。 熱処理による寸法の変化が小さく、低温で処理を行うため歪や変形が少ないことが特長です。窒化処理を行うことで窒素を含む窒化層が作られ耐摩耗性にすぐれ、浸炭層と比較した場合、数倍の強度を持つと言われています。窒化の中でもプラズマイオン窒素は、環境に考慮した気体を使用する加工手法であり、安全面・環境面への影響も少なく地球環境に優しい処理方となります。
価格帯
納期
用途/実績例
■窒化処理のメリット ●歪みが少ない 処理温度が450~550℃と低いため、精密部品などに最適です。その中でもプラズマイオン窒化は真空中での処理のため処理後の表面は無酸化状態で得られ、 表面粗さの低下も希少です。 ●耐摩耗性 窒素を含む窒素層は耐摩耗性に優れ、浸炭層の6~10倍の強度と言われています。水素・窒素・混合ガスそれぞれのガス比を調節することで、 化学物層の組成が自由に調整でき、目的に合わせた機械的性質が得られます。 ●耐食性 窒化層は、耐食性に優れています。 ●処理時間 プラズマイオン窒化ではイオン化したガスのスパッタリング作用を利用するため、 従来の窒化処理に比較して処理時間が著しく短縮できます。
詳細情報
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イオン窒化炉
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イオン窒化炉
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セッティング
企業情報
熱処理は自然現象を扱い、鋼に求める機能を吹き込みます。 自然現象そのものを変えることはできないため、熱処理成功の全てが「熱処理前」にかかっています。 武藤工業では「知識に基づく経験」を重視した教育で、仮設力、提案力、対応力を発揮しています。 本社・工場 神奈川県大和市 東海事業所 静岡県富士市 東北事業所 岩手県北上市 特級金属熱処理技能士 2名 1級金属熱処理技能士 15名 2級金属熱処理技能士 8名 3級金属熱処理技能士 2名 2級金属材料試験技能士 2名 (2024年2月現在) 加工協力会社と連携し、機械加工から熱処理まで一貫して対応しております。図面を渡していただければ、加工業と連携して熱処理後の品質を担保いたします。必要に応じてNDA(秘密保持契約)を結びます。