「不水溶性切削油剤」と「水溶性切削油剤」の成分について詳しく解説!
切削油剤は大きく分類すると油をベースとした「不水溶性切削油剤」と水で 希釈する「水溶性切削油剤」があり、両者では成分組成が大きく違っています。 「不水溶性切削油剤」は、基本的に原液をそのまま使用し、油には石油由来の 鉱油と動植物系油脂とがあります。鉱油は熱安定性が高いのですが、油脂類は 摺動性、浸透性に優れます。 また、重加工をする場合は原液に硫黄系極圧添加剤を加えます。つまり 「不水溶性切削油剤」は鉱油、油脂類、極圧添加剤の3種類の成分から成り立ち、 切削の対象や加工の内容により成分割合を変えて使用されます。 「水溶性切削油剤」は、基本的に原液を希釈して適正な濃度で使用。 水で冷却性を大幅に高めたものですが、水をベースにして潤滑性を得るために 鉱油、油脂を加え、更に油を水に可溶化、乳化および浸透性を得るために 界面活性剤、水による錆防止や油水混合による腐敗を防止するため防錆剤、 防腐剤等を加えて作られています。 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
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クール・テックは金属加工の生産性向上、環境改善を実現する装置、切削油剤のメーカです。 クール・テックは1983年の創業以来、エンジニアリング事業を通して、大手メーカをはじめ、主に建設機械業界の製造ライン生産性向上に貢献して参りました。 しかし建機メーカの生産工場の海外移転が加速したことを機に、その環境変化に対応する事が求められました。そこで、それまでの事業で得た経験や知識をもとに、金属加工業向けに、生産性向上を目的とした装置などの開発製造販売をする業態にシフトして参りました。 現在では、水溶性ミスト装置をはじめ、高pHアルカリイオン水生成機、またそれに伴う専用切削油剤など、切削油に係る問題点の解決を提案する製品群をラインナップしており、国内外の多数のお客様にご支持を頂いております。 長年のエンジニアリング事業で培った経験と知識を活かし、金属加工の生産性向上を実現する製品開発と、顧客へのコンサルティングを通した販売で、金属加工業の発展に寄与してまいります。