テフロンコーティングで金属を腐食から守る方法とは?腐食はたった一つの要素を防ぐだけで、防止できる?
■金属類の腐食とは 腐食とは化学的・生物的な作用により、物体の外見や機能が損なわれる状態のことをさします。 腐食を起こしやすい金属素材としては、一般に鉄が挙げられます。 これら金属は、大気中の酸素、硫黄、窒素、水蒸気等の腐食を発生させる要因によって、金属そのものが持つ特性と不純物、電気化学的反応等の結果さびや腐食が生じてしまいます。 ■腐食の3要素 ・電気が流れる事 ・水が存在すること ・酸化物が存在すること コーティングによって何れかの要素を一つ防ぐことで金属の腐食を防ぐ ことができます。 ■テフロンコーティングによる金属の腐食防止 テフロンフッ素樹脂は樹脂の中で特に耐薬品性に優れる事から耐食材料とし て多く利用されています。これは単に耐薬品性に優れるだけでなく耐熱性、 耐寒性、耐候性、非粘着性、純粋性、低摩擦性、加工性などの特性も兼ねそ ろえている為で、テフロン樹脂の品種開発だけでなく、加工技術の進歩によ り用途に応じた材料や形状が選択できるようになったとも言えます。 ※テフロンコーティングの詳細はカタログをご覧頂くか、お問い合わせください。
この製品へのお問い合わせ
関連動画
基本情報
■耐食性に優れるテフロンコーティング ●テフロン樹脂の耐薬品性 テフロン樹脂は、化学的に安定しているため、ほとんどの酸やアルカリな どの化学薬品に侵されたり、イオンなどが溶けて流出することがありま せん。 ●ピンホールのないコーティング加工技術 シートライニングや回転成型が不可能な形状の基材に、電気的なピンホール のないテフロンコーティングを施すことにより、酸やアルカリなどの腐食性 の高い液体やガスからの保護、または基材からの金属イオンの溶出を防止し ます。 ●薬液の浸透を防ぎ耐ブリスター性に優れる 一般的なテフロンコーティングと比較して、ブリスターの発生を抑え、10倍 以上の長寿命が期待できるMYライニングは弊社の独自の加工技術により膜厚 も、最大で2000μmまで可能です。(基材条件による) このような技術で、耐食性により優れるコーティングをご提供します。
価格情報
-
納期
用途/実績例
●用途 半導体製造プロセスの設備 メッキ関係治具 化学プラントの各部品 薬品搬送容器 実験器具 遠心分離機 熱交換器など
カタログ(3)
カタログをまとめてダウンロードこの製品に関するニュース(1)
企業情報
製造装置や機械部品の性能を最大限に引き出すため、 吉田SKTは数百種類の表面処理技術から、お客様だけの「最適解」を導き出します。 ・粘着トラブルによる生産性低下 ・摩擦による製品品質の不安定化 ・腐食による設備の早期劣化 こうした製造現場の課題に、豊富な実績と確かな技術力で応えます。 1963年、フッ素樹脂加工を開始。 1968年には米国デュポン社(現ケマーズ社)とのライセンス契約を締結し、 自動車から医療、航空宇宙まで、2,000社を超えるお客様の製造革新をサポートしています。 さらに2024年にはPFASフリーコーティングを開発するなど、次世代製品の開発にも注力。 持続可能な製造業の発展に貢献します。 名古屋・東京・山口の3拠点体制で、量産から特注品まで柔軟に対応。 一貫した品質管理体制により、確かな品質をお届けします。 製造現場の課題解決は、表面処理のエキスパート、吉田SKTにお任せください。