ステンレスの薄肉エンドレスベルトを駆動させる冷却ゴムロール
通常のベルト駆動プーリー(ゴムローラー)は、ゴム表面がフラットな状態。もしくは、クラウン(山ナリ)の状態のゴムロールが多いのですが、本品は表面に溝加工を行っています。溝加工を行う目的はとして、「横溝であればスリップ防止」「ダブルヘリカル(中心部から両外に向かる溝加工)であればスリップ防止+蛇行防止」となります。このゴムローラーは、横溝加工ですが通常の「角溝」、もしくはU溝では無くV型形状の横溝となっています。横溝加工品ですので、スリップを抑えるだけが目的であれば、通常溝の方が加工費を低減できますが、加工難度と加工工数が上がり加工費も高くなるV形状溝したことには以下の理由があります。 使用条件からベルトに蓄熱する懸念があり、ステンレスベルトを冷却する必要が生じました。V溝部に冷却水を流す為、流れやすい溝形状と冷却水が溜まりにくい溝形状にする狙いからV溝形状に至りました。掲載品は全て受注生産品となります。当社の加工技術範囲の一事例として御参照下さい。
この製品へのお問い合わせ
カタログ(1)
カタログをまとめてダウンロード企業情報
昭和49年に東大阪市で創業した「工業用ゴム製品の専門工場」です。各種ゴムローラーやゴムライニング(焼付)加工品、ゴムスリーブ(ゴム筒)などのゴム製品の製造販売を単品から受注生産しており、製品によっては金型不要で製造できるなどの方法を確立致しました。 単品多品種生産を長年継続してきた為、製造品種や納入業界は多岐に亘っております。