OpenPoseにより計測できる2次元の関節点データを用いて、マーカーレスで、3次元データを求める方法をご紹介します。
【OpenPoseとは】 カーネギーメロン大学(CMU)の Zhe Caoら が開発した深層学習を用いて人物のポーズを可視化してくれる手法です。具体的には、静止画を入力するだけで人間の関節点を検出することが可能です。つまり、関節の位置を点で表示させると膝の角度だったり、肘の曲げ具合がわかりやすくなると言われています。しかしながら、それ等はあくまでも2次元データで奥行きは加味されていません。 【2次元から3次元への展開】 弊社保有のキャリブレーション技術を用いることにより、マーカーレスで人の3次元体表面点群データを得ることができます。そして、そのデータにOpenPoseから求めた2次元の関節点座標を適用し、3次元の関節点座標を求めることができます。 【カメラ台数と計測精度】 ・3台の場合 全身の体表面点群データを計測できるので正確な関節点座標を求めることができます ・2台の場合 全身の体表面点群データを計測できないので、 ・1台の場合 詳しくは添付資料をご覧ください。
この製品へのお問い合わせ
基本情報
【何故、人の姿勢や動作を計るのか】 人が普段扱うものが使いやすいか、使いにくいかは、無意識の内に姿勢や動作に現れます。さらに、その人の身体の状態の良し悪しも、やはり、姿勢や動作に現れます。従いまして、人の姿勢や動作を計ることは、ものの良し悪しや身体の状態を知る上で非常に大切なことです。 【マーカーレスで何を計るのか】 ■歩行計測 ・計測項目 歩行速度、歩幅、身体の傾き(前後、左右)、頭の高さ、腕の振り角、肩や腰の回転、股関節の傾き(前後、左右)、膝の角度、足の伸展・屈曲等を計測し、 ・データの活かし方 上記データを用いて、対象商品やサービス(リハビリやフィットネス指導等)の効果を評価することにより、それらの開発や設計に活かせます。 ■動作計測(使い方) ・計測項目 身体の傾き(前後、左右)、腕や脚の動き、肩や腰の回転等 ・データの活かし方 上記データを用いて、対象商品やサービス(スポーツのインストラクション等)の効果を評価することにより、それらの開発や設計に活かせます。具体的には個々の使用例をご参照ください。
価格帯
納期
用途/実績例
【人間工学による評価技術】 個々の商品やサービスを評価するのではなく、それを使う人の様々な特性に照らして、評価します。例えば、手で使うものと言えば、剃刀、食品ラップ、食品容器、シンク(吐水口等を含む)、掃除機、自動車等のハンドル等が有ります。このような「モノの良し悪し」は無意識のうちに姿勢や動作や現れます。 【生活工学による評価技術】 「人とモノやサービス」の関係に関する研究を行う人間工学に対して、「生活とモノやサービス」の関係に関する研究を生活工学とします。生活工学の重要な役割は、人が生活のいろいろな場面において、どのような行動を行うのか、行わないかを知ることです。その結果から、人の未充足なニーズを発見できます。 【マーカーレスによる人の姿勢・動作の計測】 人間工学にとっても生活工学にとっても、人の姿勢や動作を、マーカーを付けずに、手軽に、しかも無意識のうちに計測することは、人とモノやサービスとの適合性を判断し、また、未充足なニーズを知る上で大切なことだと思います。 詳細につきましては、マーカーレス三次元動作解析システム『アナキンシステム』(人間・生活工学、コンサル)をご参照ください。
カタログ(1)
カタログをまとめてダウンロード企業情報
株式会社HALデザイン研究所は、各種計測と計測データをもとにした分析・デザイン・設計・コンサルティングを行っている会社です。主な製品として「マーカーレス三次元動作解析システム」を取り扱っております。またその他計測サービスも充実しておりますので、ご要望の際はお気軽にお問い合わせください。