めっきと塗装では材料も施工方法も全く違います。簡単に硬質クロムめっきを含むめっきと塗装の違いを解説。
○めっき(=Plating) 素材表面に薄い金属の膜を形成させる技術で、素材が錆びるのを防いだり、外観を良くしたり、機能を付与したりするために行います。 めっきは大きく分けると湿式めっきと乾式めっきに分けられ硬質クロムめっきは湿式めっきに分類されます。湿式めっきは金属の溶けた溶液中で成膜するのですが電源を用いて処理する電解めっきと用いない無電解めっきにさらに分類されます。 乾式めっきは真空中などで成膜するのですが溶液中に浸漬しないで行うため乾式めっきと呼ばれます。 乾式めっきはさらに物理気相成長法(PVD)と化学気相成長法(CVD)に分けられます。 ○塗装(=Painting、Coating) 素材表面に塗料を塗ったり、吹き付けたりして塗膜を形成させる技術で、こちらも素材が錆びるのを防いだり、外観を良くしたり、機能を付与したりと目的としてはめっきと同様。 塗装方法は単純に刷毛などを使った手作業で行うものから塗料を高圧で吹き付ける方法や加熱して塗料を硬化させる方法、粉末状の塗料を静電気で付着させた後加熱溶解させる粉体塗装、塗料を溶かした液の中で電気を流し塗膜する電着塗装などがあります。
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基本情報
めっきと塗装それぞれのメリット、デメリットについてまとめました。 ○めっき <メリット> ・剝がれにくい ・長持ちする <デメリット> ・時間がかかる ・素材によって出来ないものがある ○塗装 <メリット> ・色などを選ぶことが出来る ・比較的安価である <デメリット> ・剥がれやすい ・長持ちしない
価格帯
納期
用途/実績例
【硬質クロムめっきの加工例】 各種ロール、各種金型、シリンダー、ピストン、ピストンロッド、各種シャフト、コーターバー等 【硬質クロムめっきの関連設備】 めっき槽 11槽 総液量 約120000リットル 整流器 23台(総電気量 約83000A) クレーン 10トン 他 円筒バフ研摩機 7台(最大Φ850x6000) 液体ホーニング設備 大型ベーキング炉
詳細情報
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光学用フィルム製造用クロムめっきロール
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我々はめっき技術とロール製作技術を両輪とした技術志向の企業です。各種機能めっきや高精度ロールの製作加工に多くのノウハウを有し、お客様のお役に立つことをモットーに日夜研鑽しております。 他社で断られた、あるいは他にやる会社がないといった難題に積極的にチャレンジしていきます。