住宅建築における防水テープの重要性と、代表的なブチルとアクリルの違いや特徴を解説します。
■なぜ 防水 テープ が必要なのか? 近年、台風やゲリラ豪雨が多発しており、住宅建築において"防水"の重要性は増すばかりです。日本は東南アジアを除く諸外国と比較しても年間降雨量が2倍以上あり、雨漏りリスクが高くなっています。 また、現代の住宅はデザインによる軒や庇の減、高気密住宅によって水が抜けにくい等、複数の外的要因にさらされています。 事実、保険事故の93%が外壁・屋根からの雨漏りです。(出典:国土交通省資料 https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000164.html) 防水テープの施工箇所を入念に施工する等、未然に防ぐ対策が重要です。 ■防水テープ使用部位と漏水事故 その中でも発生部位として「壁」が「屋根」の5 倍以上にのぼり、多い順に1.サッシ廻り、2.バルコニー、3.トップライト周辺、4.低勾配屋根、5.室内壁面となっています。 この様にテープ使用部分には漏水事故が多く、正しいテープの選択・正しい使い方が重要です。
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基本情報
【防水テープの種類・特徴】 世の中に存在する主な防水気密 テープは 2 種類。 「ブチルテープ」 構成材質:支持体(不織布)+補強フィルム+ブチルゴム系粘着材+剥離ライナー ・長期にわたる粘着力 ・切れにくい ・優れた段差追従性 ・ラフな表面に粘着 →防水性能が高い 「アクリルテープ」 構成材質:ポリクロス基材+アクリル系粘着材 ・高い初期接着性 ・手切れ性が良い ・手が汚れにくい →施工性が高い ブチル防水テープは自己融着性があり、粘着力が高く柔らかいため、段差に追従することができ、しっかりとした長期的な防水効果があります。 アクリル防水テープは手切れ性があり、汚れにくく貼りやすいため施工性が高いです。また、コストパフォーマンスに優れます。 サッシ周辺のビス廻り等は段差が生まれるのでテープが浮き、水の侵入経路(水みち)になりやすいため、しっかりと凹凸に追従するブチルテープが推奨されます。 ※詳しくはカタログPDFに解説資料、防水テープに関するカタログを掲載しております。
価格帯
納期
2・3日
用途/実績例
●窓廻り防水 ●防水シートの貼り仕舞いやボードジョイントの防水・気密 ●室内気密 ●窓台コーナー等の防水・気密 ●透湿防止シートや断熱材の固定 ●窓枠のサッシ取り付け時の二次防水
詳細情報
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NO.6931
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NO.690
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NO.6922
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NO.6924
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NO.6951(ハイパーフラッシュ)
ラインアップ(5)
型番 | 概要 |
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全天テープ No.6931 | (片面強粘着タイプ) 低温領域において、従来品よりも良好な粘着力を有しています。 夏場でもベタつきが少なく施工性にすぐれています。 |
全天テープ No.690 | (デュポンタイベックハウスラップ専用 両面粘着タイプ) タイベック専用設計により、シワを発生させません。 |
全天テープ No.6922 | (両面強粘着タイプ) 各温度領域において安定した粘着力を発揮します。 低温領域において、従来品よりも良好な粘着力を有しています。段差にも追従し、しっかりと密着します。 |
全天テープ No.6924 | (両面粘着タイプ) 低温環境下において、不織布系透湿防水シートに高い粘着力を発揮します。(当社比) 夏場でもベタつきが少なく施工性にすぐれています。(当社比)段差にも追従し、しっかりと密着します。 |
ハイパーフラッシュ No.6951 | (片面伸縮タイプ) 三次元形状に施工できます。補助材を用いることなく、施工できます。立体的に貼ることができますので、防水信頼性が向上します。 |
カタログ(5)
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当社は、Nitto(日東電工)グループの中において住環境事業を担う企業であり、さらにはMRO事業、インフラ事業など社会経済に幅広く関わる重要な事業活動を行っています。 販売製品も400社余りの関連メーカー品や機能性加工品など多岐に渡り、「お客さまの声をカタチに」変えて、スピーディーに対応するノウハウを備えています。 『会社概要』 社名 :日東エルマテリアル株式会社 Nitto L Materials Corporation 設立 :1979年 6月1日 ※旧社名(株)エル日昌 2015年より社名変更 資本金:8千万円(日東電工株式会社100%) 年商 :122億円(2023年度) 社員数:100名