反応性の高い活性種が生じる!なぜ放射線で改質や加工ができるかをご紹介します
プラスチックなどの高分子材料に放射線を照射すると、放射線が通り抜けた 近傍の分子に励起や電離が起こり、反応性の高い活性種が生じます。 この活性種の反応によって、高分子鎖の切断(放射線分解)が起こったり、 高分子鎖同士を橋掛け状に結合する反応(放射線架橋)が起こります。 また活性種と反応性の高い別の化合物を高分子に混ぜておくと、 元の高分子鎖に新しく枝を付ける(放射線グラフト重合)ことができます。 【放射線改質】 ■放射線分解:高分子鎖の切断 ■放射線架橋:高分子鎖同士を橋掛け状に結合する反応 ■放射線グラフト重合:元の高分子鎖に新しく枝を付ける ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
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基本情報
【具体的にどんな改質や加工があるか?】 ■フッ素樹脂のPTFE(ポリテトラフルオロエチレン) ・放射線で分解してミクロンサイズの粒子状→インクなどの潤滑剤 ■ラジアルタイヤ・耐熱性電線・発泡プラスチック ・放射線架橋を利用して作られている ■グラフト重合を利用するとプラスチックにいろいろな機能を付与できる ・ポリエチレンに導電性を与えたものが電池用隔膜などに使われる ・イオン交換能を付与して純水製造用フィルターや脱臭フィルターなどが作られている ■半導体 ・特性を向上させるために電子線や中性子線を照射 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
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当社は、ガンマ線照射サービスと関連する技術開発を事業目的に 昭和46年11月に設立しました。 以来、ガンマ線照射施設2基の増設と電子線照射施設の設置など、 施設の充実を着実に進め、放射線照射の増大する需要にお応えしてきました。 今日では、医療機器、容器・包装材料、実験動物用飼料、バイオ研究用器具などの 滅菌・殺菌を始め、高分子材料、電子材料の改質、原子炉・人工衛星部品の 耐放射線性試験など、医療、福祉、バイオ、先端技術開発といった 今後益々重要となる分野の発展に貢献しております。