肌に直接ふれるインナーウェアへの植毛
女性肌着のブラジャーのベルト部分に肌触りが柔らかくなるようにフロッキーを使用したいとの依頼を受けました。 通常、バインダー(接着剤)にはホルマリン(ホルムアルデヒド)が含まれているのですが、肌に直接触れる部分に使用するので、安全性確保のため含有量を10分の1以下にする必要がありました。そこで、バインダーの開発から行いました。 この仕事はアメリカからの依頼でしたので、肌への影響を慎重に判断するため、アメリカにて100人分のパッチテスト(小片を一定時間以上、肌に付けて影響の有無を調査する)を行いました。 なかなか思うような結果が出ず、途中でやはりダメか…と何度も思いました。 しかし、諦めずに挑戦し続けた結果、安全性の確認が無事にとれて、最後には本受注の契約をいただきました!ご依頼から本受注まで1年半を要する大仕事でした。 困難が多かった分、この仕事に関わった染工場さま、商社さま、バイヤーさまとはとても深い信頼関係が築けました。
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当社は、パイル製造からフロック加工まで一貫体制で行っております。 植毛の堅牢度、風合い、通気性、防炎性のほか、自社のパイルの染色と カットをするため色や長さもお客様のご要望に対応できます。 ご要望の際は、お気軽にご相談ください。