エプソンの分光ビジョンシステム
製造業では、製造工程で発生するロットごとの色の違いを一定程度に抑え、製品品質を確保するために、色のバラツキや表面コーティングの確認など様々な色に関する検査を行います。これらの色検査において、 現在普及しているRGBカメラでは微妙な色の違いを判別できない場合があるため、人の感覚に頼った目視での確認検査が多く行われていますが、作業者ごとのバラツキ、検査ミスの発生により不良品を市場流出させるリスクがあります。 エプソンは、これらの色検査の課題を解決するソリューションとして、自社開発の新技術「MEMS Fabry-Perot Tunable Filter」搭載により高精度、小型化を実現した分光カメラ、分光スペクトルの測定が可能なオフラインソフトウェア(Epson Spectroscopic Vision Tools)を開発。これにより、今まで困難であった色の定量管理を実現し、特定の検査技能者に依存せずに、製造ラインにおける色の安定した品質確保に貢献します。さらに、検査の自動化を実現するインラインソフトウェアにより、検査員の工数削減や製造ライン全体の生産性向上に貢献します。
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基本情報
【エプソンの分光ビジョンシステムの特長】 ■RGBカメラと同程度の小型・軽量サイズ 幅49mm、高さ73.5mm、奥行30mm、重さ175gの小型サイズのため、RGBカメラの置き換えや製造ラインで人が立っていたスペースにも置き換え可能です。 ■面で計測する面分光 任意に指定した面の分光情報を非接触かつ一括で取得できます。分光測色計による検査では難しい面内の色ムラなどをとらえることが可能です。 ■画像処理機能にも対応 製造ラインで流れてくる検査対象を画像処理機能で認識し、分光スペクトル測定機能で品質基準を満たしているか判断できるため、色検査を自動で行うことが可能です。検査の自動化により検査員の工数削減に貢献できます。
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企業情報
エプソンの産業用ロボットは腕時計のムーブメントの組み立てに最適なスカラロボットを自社開発したことをルーツに、優れた先進性と信頼性で35年以上の長きにわたり業界をリードしてきました。 「省・小・精」の技術により、小型・軽量に優れ、お客様の多様化するニーズにあった産業用ロボットを開発。さらには独自のセンシング・画像処理技術を融合し、統合的に制御することで、高速・高精度・高生産性を実現。 エプソンの卓越したコア技術の融合により生み出される動作性能と高い操作性、それを支える万全のグローバルサポートで、複雑化する市場のニーズに対応し、製造業自動化へのハードルを下げることを支援してまいります。