ファインバブル技術を応用した燃料改質装置です。キャビテーション処理により燃料の粘度を下げ、燃焼効率をアップさせます。
燃料をそのままで処理し、燃焼効率を高める装置です。 空気などを混入させることなく、キャビテーション処理により粘度を低下させることで、ボイラーやディーゼルエンジンにおいて燃料噴射時の液滴径を小さくし、燃焼時に空気との比表面積を大きくすることで完全燃焼を実現します。 煤が発生しなくなり、排気ガスの浄化も同時に実現できます。 ボイラーでは、熱交換パイプに煤が付着すると熱交換効率が低下するとともに、定期的な煤の除去作業が必要ですが、フュエルセイバーを使用して作動させることにより、煤の発生がなくなり、熱交換パイプの清掃作業が不要になります。 軽油やA重油を使用する装置に設置すると、大きい効果を発揮します。最近のボイラーでの検証では、33%の燃料節約効果が確認されました。ディーゼルエンジンでは、コモンレール式には効果がほとんどありませんが、旧来型のディーゼルエンジンでは10%前後の燃料節約効果が確認されています。 燃料流路のバイパスを有する構造のため、万が一フュエルセイバーの故障が発生してもボイラーやディーゼルエンジンへの燃料供給には支障は生じません。フェイルセーフの安全な構造です。
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基本情報
・既存の燃料配管の途中に挿入する形で設置します。キャビテーション処理後、消費されるまでの時間が短い方が効果が大きくなります。できるだけ対象装置の近くに設置することを推奨します。 ・処理のためにモーターを使用するため、三相または単相交流電源、あるいは直流24V電源が必要です。消費電力は200W以下です。 ・燃料処理量は、最大600L/時です。燃料消費量300L/時までの装置への設置を推奨しています。 ・燃料消費量が小さい装置では、効果が現れにくくなります。 ・ボイラーに設置する際には、空気比の調整、または噴射ノズルの変更を推奨します。メンテナンスに対応されているボイラー技士とご相談のうえ、設置していただきます。 ・若干の設置スペースが必要であり、ディーゼルエンジンを対象とする場合、トラックでは設置スペースが確保しにくいです。バス、船舶、発電機などでは設置スペースが確保しやすく、容易に設置できます。 ・5年程度は問題なく使用できます。パーツ交換により、10年程度またはそれ以上の使用にも十分に耐えられます。 ・モーターを変更することにより、海外での使用も問題ありません。
価格情報
特約店経由で販売しております。当社への直接のお問い合わせも対応いたします。
納期
※数量によって納期が変動します。お問い合わせください。
用途/実績例
・当社が取り扱っているERS(有機物乾燥装置)付属ボイラーの標準装備として指定されており、北海道・九州の農場などに設置されています。 ・山梨県石和温泉のホテルのボイラーに設置され、33%の削減効果が確認されました。 ・空港車両での検証計画が進行中です。 ・東南アジアで、船舶・長距離バスなどに設置されています。 ・東南アジアで、ディーゼル機関車への設置計画が進展しています。
企業情報
私たちは、エネルギーを「創る」「貯める」「変換する」「節約する」「その他」の各領域でユニークな製品開発を進めています。独自開発の製品に加え、優れた他社製品の取扱いにより、ラインナップを充実させていきます。 独自開発は、モータとファインバブル応用製品を中心に進めています。ユニークな燃料電池も開発済みです。将来的には、熱エネルギー応用製品を次のテーマとして追及していきます。 優れた他社製品として、高性能リチウムイオンバッテリ、大容量高耐久性蓄電池、高断熱塗料、有機物減容装置などをラインナップしています。近々、潤滑性を大きく高め、長期間交換不要の潤滑油の取扱いを予定しています。 詳細は、http://applied-energy-laboratory.com/をご覧ください。