クロムめっきの不良にピット、ピンホールと呼ばれるめっき皮膜に穴ができる欠陥があります。そのピット、ピンホールについて解説します。
ピット、ピンホールという言葉を聞いたことがあるでしょうか? どちらもめっき皮膜表面に穴ができる欠陥なのですがその違いは何なのでしょうか? まずピットは穴が母材まで到達していないものを指します。 それに対してピンホールは穴が母材まで到達しているものを指します。 ピットはたちまち腐食に繋がる可能性は低いですが、ピンホールは穴から腐食因子が入り母材が腐食し、錆が発生するリスクが高まります。 わかりやすく説明するとこういった感じとなります。 次に何故ピットやピンホールが発生するのでしょうか? 発生原因を大きく分けると2種類あります。 ・ごみ付着や水素ガス気泡などめっき時の不具合によるもの。 ・素材自体に穴や介在物などの欠陥がある場合。 一つ目はめっき業者の技術やめっき液の管理によるところが大きいため良いめっき業者を選ぶことで減らすことが出来ます。 それに対して素材起因のものについては品質の良い材料を選ぶことが大事となります。
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穴の大きさは肉眼ではっきりとわかるものからライトで入念に観察しないとわからないものまでさまざまです。
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我々はめっき技術とロール製作技術を両輪とした技術志向の企業です。各種機能めっきや高精度ロールの製作加工に多くのノウハウを有し、お客様のお役に立つことをモットーに日夜研鑽しております。 他社で断られた、あるいは他にやる会社がないといった難題に積極的にチャレンジしていきます。