【 研究開発用運搬ロボット・AGV】 可搬重量約40kgを実現、インホイールモーターを採用した静音構造の二輪駆動台車ロボット
「メガローバーVer.3.0」は、研究開発用台車ロボットの「メガローバーVer2.1」の後継機です。 可搬重量約40kgの大型筐体、追加工やカスタマイズを行いやすいアルミニウムの筐体、ソフトウェア開発を容易なものとするArduino IDE対応、柔軟で高度な制御を実現するROS1対応といった数多くの特徴をそのまま継承し、 さらに、駆動輪にダイレクトドライブタイプのインホイールモーターを採用することにより、旧来のモデルと比較して約20dBの大幅な静音化を実現しました。 様々な自動運搬・自動搬送シーンで求められている高度な機能や耐久性を十分に満たしつつ、音声認識などを伴うような高い静粛性が求められる用途にも適した製品となっています。 ◆ROS 2対応ファームウェアを公開しました! 【特長】 ■インホイールモーターを採用した静音構造 ■可搬重量約40kgを実現した二輪駆動台車ロボット ■有線/無線接続による制御が可能 ■Arduino IDEでプログラム可能 ■拡張しやすいアルミフレームを採用 ■ROS1、ROS2による制御に対応 ■非常停止スイッチを標準搭載し、取り付け位置が変更可能
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基本情報
【製品仕様】 ■サイズ:357(W)×359.5(D)×150(H)mm ■本体重量:約14.2kg ■最高速度(実測値):1.6m/s ■積載重量:40kg ■本体材質:アルミニウム ■バッテリー:24Vシール鉛バッテリー 288Wh ■駆動方式:2輪駆動、後部キャスター1個 ■タイヤ直径:140mm ■モーター:BLDCモーター 40W×2 ■制御基板: VS-WRC058 ■ROS対応:ROS1に対応 ■SDK:VS-WRC058用 Arduinoライブラリ、ROSパッケージ ■回転検出:エンコーダ ■収録サンプル: ・Arduinoライブラリ 車輪制御 各種通信機能等 ・ROS用サンプルコード ゲームパッドからの操作 マウス(タッチパッド)からの操作 SLAM(gmapping) SLAM(cartographer) navigation ■インターフェース:USBシリアル、Wi-Fi(IEEE802.11b/11g/11n) ■付属品:充電器、無線操縦用ゲームパッド型コントローラー ※開発環境やROS環境はお客様にてご準備ください。
価格情報
385,000円(10%消費税込)
価格帯
10万円 ~ 50万円
納期
用途/実績例
単純な物流・運搬の自動化やオートメーション化にとどまらず、よりユーザーフレンドリーでインテリジェントなシステムを構築することに貢献します。 用途に合わせたセンサーや構成部品を追加することが可能で、多様な研究・開発分野にて、大型の研究開発用台車ロボットの可搬性や走行能力を存分に活用することができます。 【ROS対応運搬ロボット用 購入時オプション一覧】 ・LRFオプション(TG30) ・バンパーオプション ・拡張機器用電源基板オプション ・Raspberry Pi 4B 4GB版 取り付け ・ワイヤレス充電オプション ・ROS PCオプション ・カメラステーオプション ・デプスカメラオプション ・リモート制御オプション(PCあり/なし) ・パンチルト装置オプション(カメラ付き/なし) ・ロボットアーム AMIR 740 ・リフトオプション ・@mobi対応ハードウェアセット 【用途事例】 研究開発用ロボット、運搬ロボット、二輪駆動ロボット、自動運転ロボット、搬送用ロボット、AGV 他 ※詳しくは、お気軽にお問い合わせ下さい。
詳細情報
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大型の研究開発用台車ロボットにおいては、旧モデルであるメガローバーVer2.1の動作音でも特別な支障があるというものではありませんでした。 しかし、台車ロボットに搭載する機器において音声認識や音声発話を実行する際などには、可能な限りその動作音が小さいことが望まれます。 そのため、今回発売するメガローバーVer.3.0においては、駆動輪に新たにインホイールモーターを採用しました。 これにより、メガローバーVer2.1と比較し、弊社実験値にて約20dB(可聴域において)の動作音低減効果が得られています。 実際の聴感上の動作音については、動作させる環境や路面状況、積載状況、動作プログラムにより大きく異なりますが、弊社での社内検証においては、「メガローバーVer.3.0が近づいてきても気付かない」ほどの静音性が実現されています。 ※あらゆる動作条件において上記と同じ結果が得られるものではありません。
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本製品は、通常タイプの二輪駆動輪と一輪のキャスターが搭載された三輪構造となっています。 通常車輪を採用したことにより、直感的な制御のしやすさや動作時の静粛性が確保されており、実用レベルまでを見据えた具体的な研究・開発が可能です。 可搬重量は旧モデルと変わらず約40kgを実現しており、最高速度は実測で1.6m/sを達成しています。大型の自律制御台車ならではの、実用的な運搬用途を想定した研究・開発が実施できます。 ※本製品は乗用を意図して設計されたものではありません。
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本製品に搭載されている制御ボード「VS-WRC058」には、ESP32-WROOM-32マイコンが搭載されており、Arduino IDEを用いて制御プログラムを作成することができます。 サンプルコードはArduinoライブラリーの形で製品に付属し提供されますので、ユーザー自身の手でファームウェアのカスタマイズを実施することも可能です。 ※VS-WRC058をArduino IDEを用いてプログラミングする場合、Arduino IDE 1.8.13以上が動作する環境が必要です。
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本製品には、従来のモデルで別売オプションであった「非常停止スイッチ」を標準搭載しています。 また、非常停止スイッチの取り付け穴をあらかじめ複数搭載しており、購入後にユーザーの手元で非常停止スイッチの取り付け位置を簡単に変更することができます。 実際に使われる用途に応じた最適な位置に非常停止スイッチを設けることができ、運用時の安全性を向上できます。
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メガローバーVer.3.0は、旧製品と同様に数多くのオプション品に対応しています。用途に合わせたセンサーや構成部品を追加することが可能で、多様な研究・開発分野にて、大型の研究開発用台車ロボットの可搬性や走行能力を存分に活用することができます。
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ハードウェア構成
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外形寸法図
カタログ(2)
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ヴイストン株式会社は、コミュニケーションロボット、二足歩行ロボットや、研究開発用ロボット、ロボット用センサ類を開発、製造しているメーカーです。世界初の家庭用二足歩行ロボットキット「ロボビーM」を発売したほか、ロボカップ世界大会で5連覇を達成するなど、確たる技術力を背景に、近年ではコミュニケーションロボットのハードウェアのほか、ソフトウェアやクラウド基盤なども包括的に構築する技術を保有し、人とロボットが寄り添う社会の実現に向けて、様々な製品を送り出し続けています。