バックラッシの測定方法のご紹介
バックラッシとは、歯車と歯車の間に意図して作られた隙間のことを指します。 歯車同士にこの隙間がないと、歯車の回転運動の伝達が悪くなり、さらには歯車同士の摩耗により、歯車が摩耗してしまいます。 すなわちこのバックラッシがあることにより歯車は回転運動を滑らかに行うことができるということです。 ただ、このバックラッシと呼ばれる隙間がただあれば良いというわけではなく、適切な大きさであることが重要となってきます。 ・平歯車・ヘリカルギア(はすば歯車)の場合 平歯車・ヘリカルギアの場合、バックラッシとは、互いにかみ合う一対の歯車のピッチ円上の隙間や遊びという意味となります。このバックラッシの大きさは、JISの精度等級に応じて求めることができます。 1対の歯車の正面モジュール(歯車の大きさ)とピッチ円直径から計算式により求めたそれぞれの最小値の和を最小バックラッシ、最大値の和を最大バックラッシとします。歯車の使用目的によっては、バックラッシの大きさに精度の等級と異なる等級に対する値を採用することができます。 ↓↓ベベルギヤの測定方法はこちらから↓↓
この製品へのお問い合わせ
基本情報
平歯車 はすば歯車 バックラッシ
価格帯
納期
用途/実績例
バックラッシの測定方法
詳細情報
-
歯車測定機P26 (KLINGELNBERG) 三次元測定機や形状測定機も複数保有していますが、歯車専用の検査機も5台保有しております。こちらのKLINGELNBERGのPシリーズは歯車測定において世界標準機とされており高精度に測定ができます。
-
かみ合い試験機 T60A(KLINGELNBERG) こちらのかみ合い伝達誤差試験機(T60A)は、かさ歯車とハイポイドギヤのかみ合い試験機となります。日本国内でも保有台数が少なく、オージック調べでは日本国内でも数台の設備となります。トルクをかけてかみ合い伝達誤差の測定が可能で稼働に近い状況においての歯当りや、かみ合い伝達誤差を確認する事が出来ます。
カタログ(4)
カタログをまとめてダウンロード企業情報
当社は創業以来半世紀に渡り、常に一歩先を見据えた技術開発をつづけてまいりました。 オージックの歯車製品は100%ユーザの設計に基づいて加工するフルオーダーメイドギヤです。 全加工だけでなく、歯切・歯研のみなどの単加工にも対応いたします。 長年にわたり蓄積した加工技術・ノウハウを、独自で持つ設計機能に活かし、 工作機械・産業機械・航空機業界を中心にお客様の歯車・部品にかかわる問題を解決してきました。 今後も、双方の強みと総合力を武器にお客様にとって無くてはならない企業となれるよう努力してまいります。 「モノづくり精神」を基軸とし、お客様のニーズにお応えできるようなご提案を実現し 新たな技術に積極果敢に挑戦し、特殊加工・超高精度加工なら 「MADE IN OGIC」といわれるよう精進してまいります。