生砂・自硬性で試作から量産まで対応可能!
砂型鋳造法とは、鋳物砂でつくられた鋳型にアルミ溶湯を流し込み、冷却の後にその鋳型を壊して製品を取り出すという鋳造法です。当社では生砂型鋳造法と自硬性鋳造法を採用しています。
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基本情報
1. 製品の一体化でコストダウンの実現 砂型鋳造法は一般的に、複雑な中子をもつ鋳物の製造に適しているといわれています。2個以上の部品で構成されるような製品を一体化した場合、形状が複雑になりますが、当社では複数のシェル中子を使用した製造を可能とします。一体化することで部品点数や組立工数の削減によりコストダウンの実現が可能です。 2. 量産向きの生砂型鋳造法と大型鋳物の自硬性鋳造法 生砂型鋳造法は、砂にベントナイト等の粘結材と水分を加えた砂を用いる製法で、砂を押し固める方法のため鋳型製作のサイクルが早く、30~100個/日の量産品の製造に向いています。 もう一つの自硬性鋳造法は、液状の樹脂と硬化剤を用いて化学反応により、常温で時間経過によって鋳型を硬化させるプロセスであり、熱やガスを用いないため、型の大きさに制限のない大型の鋳物や試作品の製造が可能です。 3. 1個の試作品から2,000個の量産品まで対応 砂型鋳造法は、量産前の試作品や、小ロット品の生産に向いているといわれますが、上記製法を用いて当社では現在、1個の試作品から2,000個/月の量産品まで対応しています。
価格帯
納期
用途/実績例
・光ケーブル用接続箱 ・水上バイク用排気マニホールド ・舶用エンジン用排気マニホールド ・内燃機関部品サイレンサーホンタイ ・水上バイク用吸気マニホールド ・コンバイン用トランスミッションケース ・ディーゼルエンジン用油きり ・発電機用熱交換器 ・船内外機用下部ケース ・船内外機用上部ケース
詳細情報
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製品名:水上バイク用排気マニホールド 材 質:AC4B 寸 法:378*335*117 重 量:3.85 工 法:生砂
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製品名:ディーゼルエンジン用油きり 材 質:AC2A 寸 法:485*740*81 重 量:19.0 工 法:自硬性
企業情報
当社は、砂型鋳造発祥ながら金型重力鋳造・ダイカストの工法でも 豊富な経験のある企業です。 これまでに培った知識と経験で、他材質からアルミ化や好適な工法をご提案。 それぞれの工法の持つ利点をお客様にわかりやすく伝えることができる 現場と人づくりを目指します。 また、引き続きアルミニウム鋳物のものづくりの強化と、 リサイクル性に優れたアルミニウムを軸に新しい材料の研究開発や 周辺技術の導入に取り組んでまいります。