リバブレーションチャンバー (RVC) 新設 オートモーティブテクノロジーセンターを拡張
多くの自動車部品が電子制御されるようになり、品質確保の観点から、自動車産業では実際の使用環境を模擬したEMC試験の実施が重視され始めており、UN ECE Regulationにて、従来のALSE法(アンテナ照射法)に比べ、実環境により近いRVC法が導入されることとなりました。UL Solutionsは、規格の変更に素早く対応するために、オートモーティブテクノロジーセンターを拡張し、リバブレーションチャンバー(RVC)を導入します。 リバブレーションチャンバー (RVC) とは金属のスターラー (かくはん機) を内包したシールドルームです。主にシールドキャビティと電磁波スターラーの回転による共振周波数変化が可能な機器で構成されています。電磁波スターラーをステップ回転させることにより、ある周波数において様々な共振モードが発生するため、統計的にチャンバー内に均一な場を生成することが可能となります。
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基本情報
【対応規格】 ・ISO 11452-11 ・IEC 61000-4-21 ・RTCA DO-160G ・MIL-STD-461G ・その他車載機器EMC試験
価格帯
納期
用途/実績例
RVCを使用すれば、電波暗室内に均一な電界を発生させられ、実際に車両が使用される都市部のような電磁環境を模擬した試験を実施することができます。近年の急速な車両の電子制御化に対応した信頼性の高いEMC試験が可能となります。
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企業情報
【ULの概要】 ULは、科学の活用によって安全、セキュリティ、サステナビリティ(持続可能性)における課題を解決し、よりよい世界の創造に寄与します。そして、先進的製品/技術の安全な導入を実現することで、信頼を高めます。ULのスタッフは世界をより安全な場所にするという情熱を共有しています。第三者調査から規格開発、試験、認証、分析/デジタルソリューションの提供まで、ULは業務を通じて、より健全なグローバル社会の構築を目指します。 ULに対する信頼が、企業、メーカー、政府当局、規制機関、人々のスマートな決断を支えます。詳細はウェブサイト(UL.com)をご参照ください。 【株式会社UL Japanの概要】 株式会社UL Japanは、世界的な第三者安全科学機関であるUL の日本法人として、 2003年に設立されました。現在、ULのグローバル・ネットワークを活用し、北米のULマークのみならず、日本の電気用品安全法に基づく安全・EMC 認証のPSE およびSマークをはじめ、欧州、中国市場向けの製品に必要とされる認証マークの適合性評価サービスを提供しています。