3Dプリンター製インシュレーター試作
電気自動車用モーターには、PPS樹脂の射出成形品が多数採用されており、試作においても、工法は射出成形及び切削加工に限定されていた。そんな中3Dプリンター対応のPPS樹脂が開発され、既存工法で使用するPPS樹脂と同等の耐熱性、電気特性を有することから、金型製作前試作用途にも採用されている。 ■ 加工方法 3Dプリント:Powder Bed Fusion(粉末床溶融結合方式) ■ 材質 PPS GF(ガラス繊維強化グレード) ■ サイズ 168x116x15(mm) 【お悩み】 ・既存工法では1ヶ月以上納期がかかる 【ご要望】 ・1~2週間で試作品を入手したい ・実製品(射出成形)と同等の機能性確認(耐熱性、電気特性、低吸水性)を行いたい ・線材の傷や断線が起こらないようにしたい 【ご提案】 機能性評価試作品に、3Dプリンター対応PPS樹脂による工法を提案し、120~150℃の環境下で電気特性を評価し、従来品(射出成形)と同等の評価を実施することができました。 コストは1/10、納期は1週間となり、大幅なコスト削減とリードタイム短縮を実現しました。
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基本情報
【Powder Bed Fusion(粉末床溶融結合方式)スペック】 ■装置:RaFaEl II 550C-HT、RaFaEl II 300C-HT ■造形領域:最大x500 × y500 × z500 mm ■材料(一部) ・PPS ・PPS CF ・PPS GF ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
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弊社は、1937年創業以来80年余りに亘り、PEEK樹脂、ポリイミド樹脂(メルディン)をはじめとする、スーパーエンプラと呼ばれる高機能性樹脂材料の超精密微細加工、機械切削加工、溶接、溶着加工、三次元加工、ラッピング、ポリッシング加工を 行ってまいりました。 また、2010年には3Dプリンターおよびそれに付随する最新の3Dデータ作成ソフト、3D/CTスキャナーを導入し、一歩先んじた3Dモノづくりのご提案を開始いたしました。 すべてのモノづくりにおいて、装置やソフトメーカーに依存することなく、メーカーの立場で選定し、使いこなしてきた当社は、製品においては絶対の信頼をいただくための高精度なものづくりを、3Dデータにおいては、使用目的をまず第一に考え、お客様の目的に合う3Dデータをご提供いたします。