IO-Link 出力の1本のセンサで 8 ヶ所の位置計測が可能になった。
Amphenol Group の会社である Temposonics は、産業用アプリケーション向けの Temposonics(R) E シリーズ IO-Link の拡張を発表しました。IO-Link 出力のリニアポジションセンサは、マルチポジション計測で利用できるようになり、最大 8ヶ所の位置を同時に検出できます。 Temposonics E シリーズは、さまざまな産業用途の要件に適している。特にコンパクトな設計により、限られたスペースで磁歪センサ技術を使用できます。 2016 年、Temposonics は、IO-Link 出力の幅広い磁歪式ポジションセンサを提供した最初の企業となりました。今後のアップグレードでは、この傾向が継続されます。すなわち、リニアポジションセンサの最大 8 ヶ所の位置によるマルチ位置計測は、現在Temposonics の E シリーズ IO-Link によってのみ提供されます。最大 4 ヶ所の位置で、位置の値に加えて速度の値を計測できます。
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基本情報
1 本のセンサで複数の位置を決定することにより、センサを追加する必要がなくなり、計測を合理化できます。これは精度を維持しながらコストを削減し、プロセスを簡素化することを意味します。 例えば、紙やフィルムなどの素材の裁断や巻き取りで、このようなシステムでは、通常、複数のナイフとトリム テープが 1 本のレール上を移動します。これまでは、ナイフごとにセンサを使用していました。マルチポジション計測により、最大8本のナイフまたはトリムテープの位置を1本のセンサで監視できるようになりました。マルチポジション計測を備えた Temposonics(R) E シリーズ IO-Link の磁歪式アブソリュート変位センサは、このタイプのシステムに最適なソリューションです。迅速な初期コミッショニングや、診断からセンサレベルに至るまでのマシンのあらゆるレベルでの状態監視など、IO-Link テクノロジーのよく知られた利点を引き続きご利用いただけます。以前の E シリーズ IO-Link と同様に、重要なパラメータを計測用に設定することも可能で、スイッチングポイントを位置または速度計測と並行して出力することもできます。
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用途/実績例
射出成形機、ブロー成形機、木材加工機、食品加工、金属加工機、紙・フィルム裁断、包装機械、風力発電、空気圧シリンダ、油圧シリンダ、娯楽施設等
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Temposonicsは1970年初めに位置計測に磁歪効果(ウィーデマン効果)を使い、今までインクリメンタルが主流だった位置計測に非接触かつ高精度で安価な非接触アブソリュートセンサ方式を市場に投入しました。 磁歪センサのリーディングカンパニーとして、産業界のニーズに応える為、位置センサ・ポジションセンサとしての精度向上、研究開発、品質向上に取り組んでおり、これからもロータリーエンコーダ・リニアエンコーダ・ポテンショメータに代わるリニアセンサとして、油圧、空圧、水圧だけでなく、射出成形、溶接、印刷、繊維、建設機械、風力発電、金属加工等の産業界、地滑りセンサ、橋梁センサ等の災害防止センサ向けに採用されております。 Temposonicsは、今後益々の発展を続け、産業向けセンサのリーディングカンパニーとして皆様のお役に立てるように、日夜努力してまいります。