塑性域を1本の直線で近似する!「2直線近似」と呼ばれる手法を使って計算時間を短くします
樹脂の多くは弾性領域と塑性領域の物性を有しています。 弾性領域では応力を除してもひずみが0に戻るので線形な挙動になりますが、 塑性領域では応力を除してもひずみは0にならないので非線形な挙動に なります。 構造解析で非線形領域の計算を行うためには材料物性の入力が必要ですが、 非線形領域の物性を入力するには応力ポイントごとにひずみ量を入力する 必要があり、大変です。また、計算時間も長くなってしまいます。 そこで、材料物性の入力を簡素化するために、「2直線近似」と呼ばれる手法を 使って計算時間を短くします。 これは、降伏点から破断点までの樹脂の物性を1本の直線(接線係数)に 置き換えてしまうやり方です。 要素数が多く、計算規模の大きいモデルでざっくりと設計値を確認するには うってつけの方法と言えます。 ※詳しくは関連リンクをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
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三光合成株式会社は、1940年にプラスチック工業部品メーカーとして創業、以来80余年にわたりたゆみない努力を重ね、今日のプラスチック製精密部品製造のリーディングカンパニーとして実績と基盤を築いてまいりました。 当社はプラスチックの利点を極限まで引き出して製品や部品に実現させます。 そのためにコンピュータを標準的に開発プロセスで利用し、CAEをはじめCAD/CAMによる高い技術水準と豊富なノウハウを活かして、お客様のご要望にお応えしています。その”Process Spirit”は、世界標準で最短の開発リードタイムの実現、そして世界で競争できる価格と機能性のモジュール化の実現、すなわち”世界最適生産条件”の実現にあります。 世界最適生産条件の実現のために生産体制をグローバルに拡大、世界市場に向けた経営展望をもって、現在英国、中国、マレーシア、シンガポール、タイ他世界各地で生産・販売拠点を展開しています。