USB PD 3.1 EPR CCラインプロトコル解析と Vbus電圧モニタに MSO3124 とUSB Type-C 治具
MSO3124シリーズにはMSO3124E、MSO3124B、MSO3124H、MSO3124Vの4種類がある。全機種100種類超のプロトコルデコードをサポートする多機能なツールであるが、ここではUSB Type-C関連について紹介する。 Type-C治具を使って USB PD3.1のCC ラインの波形とプロトコル解析を行うことができる。 DSO機能でVbus (EPR 48V)やCCラインの電圧波形をキャプチャできる。 DSOの垂直解像度はMSO3124H,Vは16bitまで。その他の機種は8bitになる。プロアナモードではCCラインのプロトコルデータを順次デコードして表示できる。ロジアナモードでは プロトコルデータでトリガを設定できる。 CCラインを含む複数の信号を同時キャプチャでき、キャプチャ停止後、波形とプロトコルコード結果を表示する。ロジアナモードでDSO機能を併用すると、Vbusなどの電圧アナログ波形もキャプチャできる。 DP_Auxアダプタを使うことでSBUラインも同時にキャプチャしてDP_Auxプロトコル解析ができる。DSOでのVbus観測はドングル型ツールでは見れない現象をとらえる。
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基本情報
*MSO3124シリーズ仕様概略 16chデジタル入力。 最大2GHzサンプリング 4chアナログ入力 最大1GHzサンプリング、帯域 200MHz。 内部メモリ トータル 4Gbit Windows10/11 PCとUSB3.0で接続して利用する ロジックアナライザモードでは、複数のバスを同時にキャプチャでき、キャプチャ停止後 約100種類のプロトコルについてデコード(解析)できる プロトコルアナライザモードでは、一つのバスについてキャプチャしながらデコードして順次表示する。サポートするプロトコルル種類は機種依存。 ロジアナモードでは トリガ設定してキャプチャできる。サポートするトリガ条件は機種依存。
価格帯
納期
~ 1週間
用途/実績例
CCラインのUSB PD 3.1 プロトコル解析アナライザは、以前からMSO2216B(Vbusは20Vまで)などでサポートしています。このMSO3000シリーズでは、デジタル16chに加え 4ch DSOのアナログ入力ができるようになり、EPR時のVbus 48V(付属プローブでは100Vまで入力可能)の波形キャプチャをサポートしています。センサICを用いる安価なアナライザではサンプリング周波数が低いためVBUS電圧の過度な変化をとらえることができませんが、MSO3124シリーズではDSO部で行高速サンプリングできます。スイッチの特性や負荷による電圧変化の確認は重要です。
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