多品種少量化の流れは多くの板金工場が抱えている課題です。抜き部品の識別管理と効率化への取り組みをご紹介いたします
多品種少量化に対応するため、抜き部品の識別管理と効率化による時短はものづくりの現場において大きな課題となっています。一元化したシステムと連動した装置を共同開発いたしました。
この製品へのお問い合わせ
基本情報
当社は創業以来、主にロッカーやスチール家具等の箱物筐体の設計・製作に携わってきました。基本となる5工程は、抜き→曲げ→溶接→塗装→仕上げです。“溶接”や“ネジ止め・リベット止め”といった“接合”工程があったり、“抜きだけ”や“曲げまで”といった途中で加工完了となる場合もあり、そこでは当然、“いわゆる部品点数”は下流工程にいけばいくほど減少していきます。 つまり、当然ながら抜き工程が最も点数が多いのです。一方、工程への加工指示は、一元化された生産管理システムから発行されるパラレルでの“作業指示書”と付随の“現品票”であり、日々の帳票枚数は莫大な数になっています。この傾向は、箱物板金だけでなく精密板金部品のウェイトが膨れ上がり、多品種少量(ロングテイル)化している現在では、年間で40万部品にも及ぶ現状があります。
価格帯
納期
用途/実績例
事業の柱のひとつであるサプライヤー、いわゆる精密板金部品の提供の中で、日々膨れ上がるブランク完了後の識別(いわゆる抜き完後の仕分け)は近年大きな課題としてありました。展示会でヒントを得て、構想を練り、ある業者様との共同開発で、抜き後の板金をカメラで画像認識させ、部品を特定する装置を開発しました。バックデータとの連携で、弊社のLOTナンバーや、次工程など、必要な情報が印字される現品シールの発行までが可能になっており、世の中に誇れる装置となりました。 今後はこの仕組みをさらに高め、今後出荷検査や、BEND工程以降の識別でも使用可能な3Dレベルでの識別を具現化しようと、さらに進化した識別方法を模索しています。
カタログ(1)
カタログをまとめてダウンロード企業情報
昭和39年創業より半世紀以上、特注ロッカー・オフィス家具・スチール家具の設計・製作をしてきました。設計段階からお客様と連携し、OEM・ODMによるお客様への製品提供やオーダーメイドロッカーの製作を得意としております。 当社の強みは、豊富な設計ノウハウ・加工実績を有しており、板金の知識と豊富な設備により、自社にて一貫生産・完結できる点です。実績から生まれたオリジナルロッカーも多岐に渡り、使い勝手の良さ、丈夫な作り、デザイン性など、他社カタログ製品とは異なるユニーク性を有しています。 貴重品ロッカー・スマートロッカー・スポーツロッカー・ワークロッカー・メールボックスなどのユニークな製品群は、お客様からの声を集約した自信作です。標準品だけでなく、サイズ・カラーその他カスタマイズ化したオーダーメイド品を迅速かつ低価格でご提供できる点も、自社設計と板金加工・塗装・組立・現地据付含めた生産体制・品質保証体制によるものです。 また、生産管理システムと東大阪のものづくりネットワークにより、板金以外を含めた製品実現も可能です。ISO取得の管理体制で貴社のパートナーとなることで、製品展開や販売拡大のお役に立てます。