従来では不可能だった数ミリメールにわたる広い領域でのEBSD分析が可能です。
結晶構造や結晶方位を評価するEBSD法は、従来から測定面積が小さいという課題があり数ミリメートルにわたる広い領域の測定には不向きでした。今回、当社では低倍での測定手法を確立したことによって、従来では評価困難であったサブミリオーダーの大きな結晶粒を持つ材料に対して、広域のEBSD解析が可能となりました。この測定手法を用いて、金属溶接部および軟磁性材料(パーマロイ)の広域EBSD解析を行い、結晶方位や歪の評価を行いました。
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基本情報
◆開発概要 結晶構造や結晶方位を評価する方法の1つとしてEBSD法がありますが、従来の測定モードではその測定面積は最大でも1mm四方程度でした。それに対して、今回、低倍でも測定を可能にするLDFモードでの測定手法を確立したことによって、最大3mm×9mmの面積が測定できるようになり、従来では評価困難であったサブミリオーダーの大きな結晶粒を持つ材料のEBSD解析が可能となりました。 ◆EBSD解析から得られる主な情報 ・結晶方位(IPFマップ、極点図、Schmid Factorマップ) ・歪(KAMマップ、GRODマップ、GAMマップ、GOSマップ) ・結晶粒径 ・結晶相(Phaseマップ) ◆主な測定適用対象 ・結晶粒が大きい材料(パーマロイ、電磁鋼板等) ・溶接ビード、熱影響部、母材を含めた広領域の溶接部
価格帯
10万円 ~ 50万円
納期
用途/実績例
◆主な測定事例 ・結晶粒が大きい材料(パーマロイ、電磁鋼板等) ・溶接ビード、熱影響部、母材を含めた広領域の溶接部
カタログ(2)
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大同分析リサーチは、あらゆる材料分野で蓄積してきた信頼性の高い分析・解析技術と、広範囲な業界のお客様からいただいた課題をもとに、先進シンクタンクの構築を進めてまいりました。お客様の種々な課題に対し、最少費用と最短納期で問題解決を図ります。今後も最新鋭の設備と高度なマンパワーを駆使してお客様の研究開発を支援し、未来を豊かに彩る製品づくりのお手伝いをさせていただきたいと考えています。