沸騰と凝縮熱伝達実験装置
装置はガラス製容器と加熱ヒータ、水循環ポンプ、加熱ワイヤ試験体と水冷シリンダ試験体(酸化銅面と金メッキ面)で構成された本体装置、ワイヤ温度調整ボリュームとデジタル表示器(水温度・水流量・電圧・電流)で構成される制御ユニットがあります。 沸騰熱伝達実験では、ガラス製容器内に配置されたヒータ線(抵抗)を加熱しサブクール沸騰から核沸騰、不安定な膜沸騰を観察、熱流束と過熱度から沸騰曲線を描きます。この金属線は100℃を超える高熱を発生します。 凝縮熱伝達実験では、ガラス製容器内に配置された水冷シリンダ試験体表面に、蒸気が接することで起こる凝縮現象による熱伝達を計測します。シリンダ試験体内を流れる水の出入口温度変化と流量から熱伝達率を導き出します。 表面仕上げが熱伝達に及ぼす影響を明らかにするために、シリンダ試験体には金メッキ仕上げと酸化皮膜仕上げの2種類があり、膜状と滴状凝縮の差を明らかにします。 オプションのデータ自動収集システムVDAS-B(別売)を使用することで、各種データをリアルタイムにPC(別売)に収集・解析することができます。
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基本情報
TE78仕様 本体寸法・重量:W850 x D400 x H800mm, 約55kg 制御ユニット寸法・重量:W550 x D400 x H240mm, 約15kg 電 源:単相AC200V/15A, 50/60Hz 使用水:脱イオン水(蒸留水)約10L、沸騰熱伝達実験 約3.5L、凝縮熱伝達実験 約6.5L 熱電対:4ヶ所、 K型熱電対、デジタル表示 ヒータ出力:2.75kW(タンク水位センサにより空焚き防止) ワイヤ試験体:2種類(核沸騰用3本と膜沸騰用3本付属)、0.75mmタングステン製、最大電流約150A、最大電圧5V シリンダ試験体:2種類 シリンダ表面仕上:金メッキ(3ミクロン)、酸化銅 シリンダ外径:15mm シリンダ有効長さ:100mm 操作温度範囲:+5℃から+40℃
価格帯
納期
用途/実績例
納入実績:東北大学様
詳細情報
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VDAS-B(別売)ソフト参考画面 沸騰熱伝達実験 独自の計算式入力やレイアウト変更が可能
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参考写真
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膜沸騰用試験体取付参考写真
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蒸気泡の発生状況
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電圧出力、電流出力をデジタル表示
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沸騰曲線参考図
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シリンダ試験体断面図
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2種類のシリンダ試験体(金メッキと酸化銅)
カタログ(1)
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メガケムは全国の大学、短大、高専、高等学校、専門学校へ各種実験、実習装置の設計・製作・輸入販売を行っています。 世界は様々な分野において発展を遂げてきましたが、私たちの地球環境は自らによって乱され限界に近づいている様に思えます。地球環境と共生する新しい日本の技術を世界は求めています。