直行流式熱交換実験装置
強制対流による熱伝達量を測定すると共に、空気流れの中にある熱を帯びた物体が冷却する速度を観察します。 ベルマウスから吸入された空気は、実験エリア(ピン形モジュール)、拡散胴、定速ファンと流量調整バルブ、消音器を通って大気へ放出されます。風洞入口には入ってくる空気の温度を測定する熱電対、ピン形モジュール前後には2つの静圧孔とピトー管取り付け口があります。ピトー管は前後いずれかに取り付けて断面方向の速度分布を測定します。 実験エリアには風向きと直角方向にピンが配列され、いずれか一本を取り外してピン型ヒータに代えることができます。ピン型ヒータには熱電対が組み込まれており、温度が低下する時間と風速から熱伝達量を計測します。 制御装置には熱電対接続口(2ヶ所)と圧力接続口(差圧2ヶ所)、ヒータ電源スイッチがあり、2ヶ所の温度、ピン形モジュール前後の差圧、ピトー管全圧と静圧の差圧をデジタル表示します。 オプション(別売)のデータ自動収集システムVDAS-Bを使用することで、各種データをリアルタイムにPC(別売)に収集・解析することができます。
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基本情報
TE93仕様 風洞寸法・重量:1530 x 600 x H1170、約55kg 実験エリア:125 x 125mm 制御装置寸法・重量:615 x 360 x H220、約17kg 電 源:AC100V/10A又は単相200V/5A 50/60Hz ピン型ヒータ:1本、銅製、直径12.4mm、K型熱電対内臓 操作温度範囲:+5℃から+40℃
価格帯
納期
用途/実績例
実験項目: ピン形モジュールによる圧力損失の測定 入口速度とピンを通過する平均速度の計算 円筒型銅ヒータの冷却速度の測定 種々な位置における銅ヒータの熱伝達係数を算出 ピン下流の速度分布の測定 無次元数への変換 (ヌッセルト、プラントル、レイノルズの式を用いて) 結果の比較と熱伝達係数曲線の作成 納入実績:鈴鹿高専様
詳細情報
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独自の計算式入力やレイアウト変更が可能 VDAS-F(別売)の画面図
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実験エリア詳細図
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ピン型ヒータ詳細図
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圧力測定例
カタログ(1)
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メガケムは全国の大学、短大、高専、高等学校、専門学校へ各種実験、実習装置の設計・製作・輸入販売を行っています。 世界は様々な分野において発展を遂げてきましたが、私たちの地球環境は自らによって乱され限界に近づいている様に思えます。地球環境と共生する新しい日本の技術を世界は求めています。