不具合原因調査!電気炉ダスト還元設備の熱交換装置部品の調査事例をご紹介
当社で行った、電気炉ダスト還元設備の熱交換装置部品のSUS316製伝熱管 管板損傷調査事例をご紹介いたします。 管板溶接ビード周辺に見られる割れ、典型的な貫粒型応力腐食割れの特長を 有するミクロ組織が観察されました。 付着ダストの湿式化学成分から15%の塩素分、8~9%の水分含有が判明。 SUS316を使用する場合は、応力除去焼きなましによる残留応力の低減などと いった対策が必要という結果でした。 【調査結果】 ■典型的な貫粒型応力腐食割れの特徴を有するミクロ組織が観察された ■割れ起点部は孔食を起点とする粒界型応力腐食割れ ■割れ進展部は擬へき開状割れ破面が認められた ■空気入口側が割れがはげしく、温度が高い部分では割れの発生なし ※詳しくは関連リンクをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
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【対策】 ■SUS316を使用する場合は、応力除去焼きなましによる残留応力の低減が必要 ■使用温度が100~150℃と低いため、フェライト系ステンレス鋼の採用を検討 ※詳しくは関連リンクをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
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用途/実績例
【実績例】 ■SUS316製伝熱管の管板損傷調査 ※詳しくは関連リンクをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
企業情報
大同分析リサーチは、あらゆる材料分野で蓄積してきた信頼性の高い分析・解析技術と、広範囲な業界のお客様からいただいた課題をもとに、先進シンクタンクの構築を進めてまいりました。お客様の種々な課題に対し、最少費用と最短納期で問題解決を図ります。今後も最新鋭の設備と高度なマンパワーを駆使してお客様の研究開発を支援し、未来を豊かに彩る製品づくりのお手伝いをさせていただきたいと考えています。