先端部分の溶着・カジリが減少!12,000ショットまで生産可能となった事例
入子ピンを対象に「カナックOX処理」を施した事例をご紹介します。 ピンの抜け勾配が0.05度であるため、ピン先端部から150mm部分にアルミの 溶着によりカジリが発生し、低寿命の為、カナックOX処理、一般的な窒化処理、 CVD(三層)、PVD(CrN)の表面処理をテストすることになりました。 結果、12,000ショットまで生産可能となり、先端部分の溶着・カジリが減少。 生産性の向上になりました。 【事例概要】 ■従来の悩み ・アルミの溶着 ・カジリの発生 ■処理効果(表面硬さの向上による) ・溶着の抑制 ・カジリの抑制 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
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カナック処理は独自の製法によるガス窒化処理です。 500℃前後の加熱雰囲気中に数時間保持し、鋼表面より窒素を拡散浸透させ金属元素と反応により硬化層を形成します。 一般的な窒化処理と異なり、表面近傍は脆弱な窒化鉄の化合物は極めて少なく、高い圧縮残留応力となだらかな硬さ分布がカナック処理の特長です。