-100℃から200℃の広範囲にわたる温度可変実験が可能な時間領域核磁気共鳴装置です。
ベンチトップ型 時間領域核磁気共鳴(TD-NMR)装置「minispec」は、食品・材料・繊維・医薬品・石油分野などで幅広く活用できる製品です。水素原子の緩和時間を測定することで、物性に関する情報を得ることができます。また、対象とする試料の形状は液体、固体、ゲルなど一切問いません。食品分野では食品中に含まれる水分・油分量を正確に求められることから、SFC(固相油含有量)測定において国際標準測定法として認知されています。材料分野では、ポリマー・ゴムなどの生産過程における架橋度・重合度・添加剤濃度の測定や、生産管理における品質評価・劣化評価にご活用いただけます。その他、オプションの19F検出用プローブを用いることで、歯磨き粉やフッ素樹脂などの評価も可能です。 オプションには、-100℃から200℃の広範囲にわたる温度可変実験を可能にする温度可変装置や大きな試料を測定するための大口径プローブおよびマグネット、拡散係数測定を行なうためのグラジェントユニット等、豊富に取り揃えております。 詳しくはお問い合わせ、またはカタログをダウンロードしてください。
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基本情報
【特長】 ○材料分野で幅広くご利用いただける製品 →生産過程:架橋度・重合度・添加剤濃度測定 →生産管理:品質評価・劣化評価 ○温度可変装置もオプションで使用可能 →-100℃から200℃の広範囲にわたる温度可変実験が可能 【仕様】 ○装置名:minispec mq20 WVT ○システム形態:デスクトップ ○磁場強度:0.47T ○核種:1H(20MHz) ○試料管外径:φ10mm(φ18mmのオプション対応可能) ○試料形態:液体および固体 ○温度可変範囲:-100~200℃ ○OS:Windows7 ○設置条件 →室温20-25度 温度変動2℃/1時間以内 →湿度20-80%(結露なき事) ○電源:単相100VAC 50-60Hz/消費電力650W ○大きさ →磁石:47(W)*31(H)*61(D)cm →分光器:23(W)*31(H)*61(D)cm ○重量:磁石 120kg、分光器 20kg ●詳しくはお問い合わせ、またはカタログをダウンロードしてください。
価格情報
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納期
用途/実績例
【用途】 ○時間領域核磁気共鳴装置として。 【応用例】 ○重合速度/架橋度の測定 ○ABSポリマー中のブタジエンの定量 ○スピンフィニッシュ ○フッ素核の観察 ○その他のアプリケーション [食品関係] →油脂中の固相油量の決定 →チョコレート、ナッツなどの食品中の水分、油量の決定 等 [化学関係] →ポリマー内の添加剤の決定 →ポリマーの結晶化度の決定 等 [医療、薬学関係] →歯磨き粉中のフッ素量の測定 →T1、T2の測定 他 [研究・開発関係] →T1、T1p、T2の測定 →ソリッドエコー法 等 ●詳しくはお問い合わせください。
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ブルカー・バイオスピン・グループは、世界トップクラスの核磁気共鳴(NMR)および電子常磁性共鳴(EPR)スペクトロメーターなど、磁気共鳴技術をベースにした機器の設計、製造、販売を行っています。 また、磁気共鳴イメージング(MRI)、ポジトロン断層法(PET)、単一光子放射型コンピュータ断層法(SPECT)、コンピュータ断層法(CT)、磁性粒子イメージング(MPI)技術を用いた、単一および複数のモードを持つ前臨床イメージングシステムも開発しています。 ブルカー・バイオスピン社は、学術研究機関や政府機関、産業界、製薬会社の顧客に対して、特定の分子の構造、ダイナミクス、機能を決定するNMRのユニークな能力の恩恵を提供しています。 特に、構造プロテオミクス、創薬、製薬・バイオテクノロジー研究・生産、食品・材料科学分野での応用が期待されています。