あらゆる組織から、高品質の組織切片を、安定して、誰でも作製できる、唯一のスライサー
【特徴】組織をしっかり保持して切断する唯一のスライサー。この方法により、均一な厚さ、平坦な切断面、短時間の切断を実現しつつ、組織中の細胞内外の構造への振動刃によるダメージが劇的に軽減される。振動刃のアライメントは不要。 【用途】動物・植物のあらゆる組織から切片を作製できる。パッチクランプや各種蛍光イメージング、PCTS用の切片作製には最良のスライサー。 【新鮮な組織からの切片】 生細胞率(特に組織辺縁部)が大きく向上するため、各種データのS/N比の向上につながる。 【固定組織からの切片】 固定組織は凍結することなく脱水・脱脂工程が不要で切片を作製できるため、細胞内外の微細構造も高度に保存される。また、均一な厚さで平坦な表面の切片では各種染色後の偽陽性が軽減される。 【維持・管理】 小型・軽量で持ち運びが容易なため使用する際だけ棚から取り出して使用でき、安全キャビネット内への移設・撤去も容易。製品保証は5年。
この製品へのお問い合わせ
基本情報
【組織固定】金属管内に組織をアガロース包埋する 【切断方式】垂直移動の振動刃、1回切断、または連続切断 【切断条件】前進速度、振動周波数、切片厚さを任意に設定 【切片厚さ】自動調整(設定精度1ミクロン) 【最大組織径】20mm 【最大組織長】25mm 【最大切片厚さ】999ミクロン 【最小切片厚さ】4ミクロン(組織によって異なる) 【寸法と重量】幅255mm×奥行き330mm×高さ195mm、6kg 【保証期間】納品後5年間
価格帯
100万円 ~ 500万円
納期
用途/実績例
動物の脳、心臓、肺、腎臓、腸、脾臓、生殖組織や癌組織など、および植物の各組織などから任意の厚さの切片が作製できる。 切片は、電気生理学(パッチクランプ、各種蛍光イメージング)、免疫組織化学、組織切片培養、PCTSなどに活用できる。
詳細情報
-
18か月のマウス大脳皮質
-
先端が細くなった金属管内でアガロース包埋された組織は切片厚さだけ管から押し出され、金属管端で組織は軽く圧縮されて固定された状態で切断される。これにより細胞や細胞間の構造が振動刃の影響(ダメージ)を受けにくくなる、他社製品には無い唯一の方式である、
ラインアップ(2)
型番 | 概要 |
---|---|
VF-510-0Z | 切片厚さ自動調整、連続切断可能 |
VF-210-0Z | 切片厚さ手動調整 |
企業情報
脳科学の研究において必要とされた超高速イメージング装置を開発後、脳科学研究途上で生まれたアイデアの数々を事業化する目的でブレインビジョンは1998年5月に理化学研究所の公式ベンチャー企業として設立されました。 これまでに100台以上の超高速イメージング装置が世界中の主要な脳科学・心臓研究機関で先端的な研究活動に貢献しています。近年では、オプトエレクトロニクス分野でも高く評価され、すでに関連研究機関や液晶メーカーでの研究開発に貢献しています。今後の更なる産業分野での活躍が期待されています。 ブレインビジョン社は、脳科学研究から生まれた革新的な技術を市場に提供し、科学と産業の進歩に貢献することを目指しています。