アルミニウムに耐食性を付与させる処理です
アルマイト加工(処理)とは、アルミニウムの陽極酸化処理のことで、アルミニウムを陽極(+極)で電解処理して人工的に酸化皮膜(アルミニウムの酸化物)を生成させる表面処理のことです。 アルミニウムの性質上、軽くて加工しやすく、鉄と比較すると錆びやすいという特徴がありますが、その反面、表面に傷がつきやすく、その傷が原因で化学反応が起き製品が腐食することもあります。 そうしたアルミニウムの弱点を補うのが、このアルマイト加工(処理)です。 アルマイト加工(処理)によってアルミニウム表面に酸化皮膜を作ることで、耐腐食性や耐摩耗性に優れた丈夫なアルミニウムを作ることができます。 アルマイト加工(処理)の方法には、白アルマイト加工(処理)、硬質アルマイト加工(処理)、テフロン硬質アルマイト加工(処理)、着色アルマイト加工(処理)という4つの方法があります。 製品の使用環境や目的などに応じて適切なアルマイト加工(処理)を施していきます。
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基本情報
アルマイト加工(処理)には、次の4つの特徴があります。 ・耐食性が上がる 前述したように、もともとアルミニウムは、イオン化傾向の高い金属で、水や酸素など、さまざまな化学物質と反応 するため腐食しやすい欠点があります。アルマイト加工(処理)によってアルミニウムの表面に酸化皮膜を作ることで、耐食性を向上させることができます。 ・硬度や耐摩耗性が上がる アルミニウムの硬さは、Hv20〜150(合金によって異なる)ですが、アルマイト加工(処理)をした場合には、硬度がHv200以上程度まで上昇するため、耐摩耗性が向上します。 ・電気絶縁性が高くなる アルミニウムは金属なので電気を通しますが、アルマイト加工(処理)によって生成された酸化皮膜は電気を通さないため、絶縁性が高くなります。 ・着色できる アルマイト加工(処理)によって生成される酸化皮膜は無色透明ですが、染料を用いることで酸化皮膜に着色することもできます。
価格帯
納期
用途/実績例
・電子部品製造装置内部 ・船舶用内部部品 ・半導体搬送装置部品
企業情報
半導体部品関係、人工衛星部品関連、船舶部品関連、食品関係部品などの あらゆる産業界で活用されているものにメッキ加工をしてます。 弊社の強みは、徹底した品質管理を仕組み化したことによる、高い技力! でお客様からは、 「三和メッキ工業さんの品質はとても信用出来ます。」 というコメントをいただくこともあります。 私たちは、私たちが持つ技術を活かして、 日本全国の企業の課題解決に 寄与する会社でありたいと思います。 また、会社の考えとしては、会社全体をひとつのファミリーと考えを 大事にしております。