【質問】ロウ付け設備の使い分けはどのように決めていますか?
【答え】 ワークの重量とサイズ、また母材の種類によって使い分けをします。 水素炉→小さくて軽いもの 真空炉→大きくて重量あるもの と覚えましょう 特長および対応可能な金属は以下のとおりです。 ◆水素炉 水素の還元力を利用 鉄、銅、ニッケルは還元可能 チタン・アルミはほとんど還元できない タフピッチ銅は水素脆化するため不向き ◆真空炉 希薄大気によって金属酸化物を除去(「熱解離(ネツカイリ)」という) チタン・アルミも対応 PDF資料にて、図表でわかりやすく解説いたします。
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「ロウ付け」とは母材と母材の間に「溶かした金属ロウ材」を流し、冷却して接合する技術です。母材とロウ材は原子レベルで強固に結合します。 【ロウ付けは身近な接合技術です】 自動車・エアコン・ガス給湯器・工具などの部品に、ロウ付けは利用されています。 機械加工・パイプ加工などの分野で、幅広く役立っております。 【ロウ付けのメリット】 ●薄板接合・精密接合ができる ●複数多点を同時に接合ができる ●異種金属や非金属の接合ができる ●切削や研削では作れない複雑形状の部品を製作できる ●気密性の高い接合ができる 「溶接」が母材を溶かして接合する技術であるのに対し「ロウ付け」は母材をほとんど溶かさずに接合する技術のため、サイズの小さいものや薄板などの繊細な部品の接合に向いています。