正確なマススペクトルの抽出が可能!異臭クレームにおける原因物質の特定にも有用
自動車室内のVOCの分析方法としてGCMSを用いたターゲット分析が定められて いますが、ターゲット分析でにおい成分をすべて把握することは困難です。 また、自動車室内VOCには非常に多くの成分が含まれているため、1次元GCを 用いた手法ではすべてのピークの分離することは困難でした。 そこで、本分析では微量成分まで捕集可能な加熱脱離用捕集菅による サンプリングとGCxGC-TOFMSによるノンターゲット分析を組み合わせる ことにより、自動車室内のにおい成分を明らかにすることを試みました。 【概要】 ■GCxGC-TOFMSによる高感度分析とデコンボリューション ■通常の1次元GCでは分離が困難な共溶出成分の分離と正確な マススペクトルの抽出が可能 ■においに含まれる各成分の組成比を簡易的に把握 ■製品の変質、製品由来の有臭化合物の割合の変化など、さまざまな要因が 考えられる製品の異臭クレームにおける原因物質の特定にも有用 ※詳しくは関連リンクをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
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企業情報
米国LECO社は、1936年から、あらゆる工業製品の材料の開発や品質管理の分析現場の期待に応えてきました。 特に、金属材料中の炭素・硫黄・酸素・窒素・水素分析の分野では、圧倒的なシェアを持っており、グローバルなお取引に十分な信頼性を確保できる分析値を提供できます。また、これらの分析技術の応用から有機物の元素分析や食品中の栄養成分分析の分野でも簡便で安全でより正確な方法として各方面で評価されてきています。更に、質量分析の分野では、飛行時間型(TOF-MS)の先駆者として、欧米をはじめとする最先端の研究現場の足がかりとなるデータの蓄積に貢献しています。 今後とも、正確な分析結果を基にあらゆる方面で皆様の新技術の開発、生産性と品質の向上に寄与できますよう努力して参ります。